先日のAssocieでも教養を身に付けるには「司馬遼太郎作品」を手に取ろう、と紹介されていました。

NHKでも特別企画で放送されており、一気に話題になりましたね。
明治維新後の近代日本草創期に活躍した伊予出身の秋山好古・真之兄弟と正岡子規を中心に、西欧の先進諸国に追いつくべく各方面で身を削り、歴史に名を刻んだ若者たちの熱いエネルギーを感じ取ることができる作品です。
1巻では若かりし主人公たちが、「生まれたからには一番を目指そう」と勉学に励みながら自分がどの領域で才能を発揮できるかに試行錯誤しながら「騎兵」「海軍」「文学」へ照準を合わせていく過程が描かれています。
戊辰戦争での働きで薩長出身者が表舞台に立っている中、松山藩という「蚊帳の外」状態だった彼らがみるみるその能力を発揮し、周囲から認められてゆく様子も勇気づけられます。
8巻までの大作ですが、続きが楽しみです!