ダッシュで逃げている人間の動きを表した、
あの非常口の標識を見たことのない人はいないでしょう。

最新号のmetropolitana(メトロポリターナ)は、
そんな日常何気なく見かける街の標識やデザインに注目してみましょう
という興味深いテーマでした。
個人的には、同じく地下鉄駅構内のラックで入手できる、
「メトロミニッツ」が情報量・質ともに一段上なのですが、今回の
「サイン デザイン インパクト」特集は「読み応えのある」内容でした。
Wikipediaによれば、
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ピクトグラム(Pictogram、ピクトグラフPictographとも)は、一般に「絵文字」
「絵単語」などと呼ばれ、何らかの情報や注意を示すために表示される視覚記号
(サイン)の一つである。地と図に明度差のある2色を用いて、表したい概念を単純な
図として表現する技法が用いられる。
主に鉄道駅 や空港 などの公共空間で使用され、文字による文章 で表現する代わりに、
視覚的な図で表現することで、言語 に制約されずに内容の伝達を直感的に行う目的で
使用されてきた。日本においては、東京オリンピック 開催時に外国語(特に英語 )による
コミュニケーションをとることができ難い当時の日本人と外国人の間を取り持つために
開発されたのが始まりで、1980年代 以降、広く使われるようになった。
基本的には国によって異なるが、国際的に、ある程度意味が統一されたものとしては、
などがある。
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とのこと。なんと、「日本発」のものも数多くあるとのこと!
他にも江戸時代の商店街で発祥したと言われる面白い標識がズラリ。
「宝くじ」(的に矢が命中!)
「塩」(今もたまに見かけます。青地に白い次で「塩」)
「酢」(壺の絵に大きなひらがなで「す」!)
「唐辛子」(お百姓さんが巨大な唐辛子を肩からかけて運んでます)
さらに、現代の企業広告にもこの「ピクトグラム」は登場。
偶然、ネットで見つけたのですが、
「仕事終わりに冷えたビールで乾杯!」と見ているだけで楽しくなって
くるような広告です。
交通標識だと、電車のドアに指が挟まったり、落石に遭ったりと
常に危険にさらされている彼ですが、世界中のデザインにも大きく貢献
しているのでした