を読みました。小林多喜二 作です。
タイトルは学校で習った記憶がありましたが、読むのははじめて。
最近すごく読まれているらしいです。
理由もよくわからないまま、本屋で山積みになってたので、
ついつい手にとってしまいました。
正社員としてものすごく働いてもギリギリの生活を送ることすらままならない
人たち(=ワーキングプア)の問題が深刻になっている現在の世の中に
重なるものがあるとのことで、今年に入ってなんと35万部も売れているそうです。
80年も昔の作品が現在になってこれだけ注目されるのはすごいですね。
北の凍えるような海の過酷な環境の中で1日中蟹を獲り、缶詰をつくらなければ
ならなかった労働者たちのことを考えると、今の自分はめぐまれてるなあと
思ってしまいました。
作者はこの後、特高警察にとらえられて命を落とすことになったのですが、
20代の若さでなんてかわいそうすぎです。
もっと日々感謝の気持ちで大切に生きなくてはならないです。