これは3ヶ月くらい前でしょうか、ちょっとした不思議なお話です。
偶然ってあるものなんですね。
4月中旬くらいでだいぶ、暖かくなった頃でしょうか。
大の 村上春樹 好きなぼくは和光にある公園で「東京奇譚集」という、
短編集を読むことにしました。
本棚に本が積みあがっていて、テキトウに「ああこんな本あったな」
とたまたま手にとった感じです。
村上春樹さんは有名な作品は色々あるので、この作品は短編集という
こともあり、そんなに知られてないかもしれないです。
日常に起こりそうな「偶然」や「不思議な」感じの話が集まった小説です。
(例えば、偶然、客もまばらな郊外のカフェで全くおんなじ海外小説を
読んでる人に遭遇したり・・・)
「変わった話があるもんだなあ」と読み終わって、
翌日、学生の頃からずっと通っている表参道の美容室にカットの予約をしました。
その美容師さんからはその月限りでお店を辞めることを聞いていたのですが、
予約の電話をした日にちょうど挨拶の手紙をぼく宛てに書いてくれてたとのこと。
「偶然ですねー」と笑って、
「そういえば村上春樹って知ってます?」と話すと美容師さんはまあるい目をして、
「え!知り合いですか?」
「ああの、作家の。」と言うと、
「同姓同名の人が担当しているお客さんに2人いるんです!しかも一方が
最近転職して、偶然おんなじ会社で今働いてるみたいなんです。」
なんだか偶然が重なりすぎて、そのときは「すごいすごい」と盛り上がり
ましたが、今振り返ると、「すごいなあ」と思ってしまいます。
以上、少し長くなってしまいましたが、
すごく不思議な体験でした。
ちなみにこの村上春樹の作品、面白いので、まだ読まれてない方には
オススメです!