天草下島の苓北町にある母の実家の墓参り紀行第2弾です。
カンカン照りの中、大汗を掻きながらお墓掃除と少し遅くなってしまったお盆のお墓参りを済ませてそそくさと車に戻ります。
7月22日から8月18日まで28日間に渡って猛暑日が続いていた熊本ですが、8月19日が雨だった事から気温が35℃に達せず、猛暑日の連続記録が途絶えました。やれやれ・・・これで少しは楽になるワイ・・・と思ったのが甘かった
その翌日からは、再び猛暑日続きで、墓参りに行ったこの日も38℃まで気温が上昇しました。おまけに台風9号が東シナ海を北上しているために、温かい(熱い)南の風と湿気が九州にまで流れ込んでいるので結局は、8月上旬の猛暑と変わらない気温になっています。
まだまだ熊本の夏は続きそうです。
せっかく2時間半かけて久しぶりに母の故郷を訪れたので、少しだけ景色を楽しんで帰ろうという事で、富岡海中公園展望台まで足を延ばしてみました。
水平線の先は上海になります。
冬も温暖な気候なのでハイビスカスが地植えで育ちます。
この写真だけ見せて”ハワイに行ってきた”なんてホラ吹いてもバレないかも。。。
ホワイト・オレアンダーならぬ、ただのオレアンダー。。。
ハワイではオレアンダーと言いますが、日本ではキョウチクトウと呼ばれています。
気分はもうハートカクテルの世界。。。
視線を少し南に移すと天草下島が見えます。
苓北町富岡は、砂嘴によって形成された陸繋島である富岡半島に立地しているので有明海、東シナ海の両方の海を眺めることができるんです。
母は、戦時中に、海の向こうに見える下島の山並みから少し沖合に立ち上った水柱を見たことがあるそうです。ソレが、1944年8月7日に米潜水艦クローカーが放った魚雷が軽巡洋艦長良に命中した際に立ち上った水柱だった事を知ったのは戦後の事です。なお、長良はこの雷撃により撃沈され348名の将兵が犠牲となっています。
視線を北(右側)に移すと、白岩崎と呼ばれる景勝地が広がります。
この白岩崎までは遊歩道で歩いていけるのですが、余りの極暑だったため今回はやめておきました。
この日は台風9号の影響で、東シナ海は時化ていました。内海の有明海はベタなぎでしたが、外海の東シナ海はやはり台風の影響を受けてしまいますね。
塩気を含んだベッタリとした潮風が吹きまくっていました。
望遠でズームアップ。。。
対岸は長崎市野母崎半島です。
これも戦時中、1945年8月9日の日に、母は長崎市上空に立ち上る原爆のきのこ雲を間近に見たそうです。
日立のCMではないのですが、展望台駐車場にはよく似た木がありました。
日除けを兼ねてその下に駐車。。。
う~ん、鈴木英人か永井博の世界やなぁ~
ご先祖様の供養も無事済んだし、久しぶりに天草の夏の景色も楽しむことができたし・・・
この日はとても充実した一日となりました。
一般道の往復240kmのドライブも楽勝。。。
免許返納は未だ考えなくてよさそうです。