モチベーションの源泉〜必ずしもお金ではない[No.218] | 起業して不安はあるもののワクワクしている50歳・IT技術者・中小企業診断士のブログ
いつも、いつもご覧いただきありがとうございます。文章長すぎ!って方は赤字部分だけお読みください。本日は、先日発行したメールマガジンの内容を転載させていただきます。
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 時はGW、5月に突入しました。5月というと新たな環境に慣れモチベーションが低下する5月病という言葉が有名です。そこで今回はモチベーションは一体、どういった要因より上下するのか?をテーマにしたいと思います。

 先日、モチベーションについて興味深い実験結果であるホーソン効果について学びました。どういうことかと言いますとモチベーションは物理的な作業条件、例えば照明の明るさ、賃金、休憩時間、温度、湿度への相関はなく、職場での人間関係や仕事への納得性によって決定づけられるということです。

  幾分、極端にも感じられますが、おおむね正しいのかなと私は感じました。給料が上がることでモチベーションは上がります。ただネガティブな人から受けるモチベーションダウンの大きさに比べたら、ごくちっぽけなことであることは皆さんも体験的にお分かりになるのではないでしょうか?


モチベーションダウンを感じるメロディ

 組織には、会社によって定められた公式のルールの他に、非公式なグループによって定められる非公式なルールが存在し、個人はそのルールによって大きな影響(制約)を受けながら行動規範が作られるようです。言われたことだけをこなしていればいい、出過ぎたことをすると嫉妬等によって叩かれてしまうような閉塞的な環境があったり、その一方で精一杯の工夫や、努力を尊重してくれるような挑戦を競うようなワクワクな環境もあったりします。前者と後者におけるモチベーションの高低、さらには、それによる成果への雲泥の差に疑いの余地はないことでしょう。

 このような環境の大きな違いの要因は組織を統轄するリーダーの意識の違いによるものだと私は考えています。事なかれを優先するポピュリストなリーダーのもとでは前例とか声の大きさとか、そういうことばかりが優先されることで下手すると組織の利益とか道徳観はそっちのけで個人の損得のみが優先されてしまったりします。逆に自分なりの正しさ、プリンシプルみたいなことに基づいて、抵抗されて傷ついたり、孤立したり、そういったことを乗り越えながら組織を正しい方向に導いていくリーダーに私は憧れます。

 2001~2006年の長きにわたって首相を務めた小泉さんはバブル後の閉塞した状況を打破しようと「今のままでいいんだ」って人と随分と戦っていた イメージが強いです。群れない、根回ししない、独断、そういった姿勢を、変人ならまだしも、ヒトラーに例えられたりで誹謗も凄まじいものでした。孤独感も半端でなかったと思います。小さな部分での妥協はあったように思いますけど、自分が大切していることへの強烈な実行力は痛快でした。またそんな妥協と実行のバランスも素敵でした。僕もそんなradical balanceを見習って必要な時に行動できる自分でありたいと考えています。


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