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先日の日経新聞に「日本ってすごい」の称賛があふれているとの記事が載っていました。「JAPAN CLASS それはオンリーインジャパン」という日本の凄さを解説した本が随分と売れているようです。
僕も日本人のスゴさを外国人が驚嘆している番組を見たことがあります。確かに日本人のきめ細やかさなどホント素敵だと思います。ただ、そういった番組にこれ見よがしな、うさん臭さを感じてしまうのは恐らく僕だけではないと思います。ソースをかけすぎたとんかつみたいに。
そういったことが分からないでもありません。否定され過ぎたり、結果が出ていなかったりすると自信喪失で本来の力なんて、これっぽっちも出すことはできませんので。自信を取り戻すために「僕はそんなにダメではない、むしろイケてるかも」な思いを徐々に膨らませていくことは有効的です。
一方で、そのような思いが強くなりすぎますと今度はうぬぼれてしまう危険性が生じます。「僕、スゴすぎ!」ばかりでは渇望感を失い、努力のためのモチベーションがわいてきません。世界タイトル奪取と引き替えにハングリーを失うことで人生の極々、短いてっぺんを謳歌することになってしまう、貧困の中からのし上がったボクサーみたいに。
適度な渇望感と適度な自信のバランスは素敵だ。
このところ、米国のゼロ金利政策の出口のタイミングについての様々な憶測が行き交っています。早すぎれば景気の腰を折ってしまいますし、遅すぎればバブルでかつての日本のように・・・。慎重な判断が求められているようです。僕も程々に自分を褒めていたいものです。殺されない程度の適切さでもって。
ハングリーなBloodthirsty Butchers
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