表現の自由〜良心を欠いた自由なんて[No.185] | 起業して不安はあるもののワクワクしている50歳・IT技術者・中小企業診断士のブログ
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一昨日、フランスの新聞社で銃が乱射され多くの方が犠牲になったと報道されていた。宗教への冒涜にたいする抗議が目的では?と伝えられていた。また先日、ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)の北朝鮮指導者の暗殺場面が含まれている映画の公開にたいする抗議と思われるSPEへのサイバー攻撃について伝えられていた。

テロは良くないし肯定はすることは決してできない。亡くなった方の家族は辛いだろうし、日常においてテロに怯えながら生活するなんて耐えられない。その一方で、このところの報道を見ていて「表現の自由」という言葉が妙にひとり歩きしてしまっているように感じる。相手の感情を逆撫でるものであっても「表現の自由」で許されるみたいなことで。

表現の自由。僕は法律の難しい難しい難しい厳密な解釈を十分に理解しているわけではない。ただ僕は法律というのは様々な価値観、考え方を持つ人が「違い」によって衝突してしまった時にルールにもとづいて争いを止めるための最終的な手段だと捉えている。つまり法律うんぬん言う前に道徳観みたいな良心が前提にないといけないと思う。僕が殺される動画がネットに出回っていてアタマきて抗議したら「表現の自由」とか言われたら・・・である。


法律で許されていれば何してもいいって風潮に僕は違和感を覚える。法律が現状に追いついていないことをいいことにグレーな部分で自分を優位にもっていったり、お金を儲けたり。

例えば、お金の力で弱い立場の企業を買い叩いて転売で儲けるハゲタカと言われていたファンドやIT技術を駆使して1/1000秒単位で売買を繰り返して小さな利益を積み重ねる株式の超高速取引(HFT)。昨年、1238日間の運用で損失を出したのはたった1日って報道されて随分と話題になった。企業の成長のためにお金をたくすといった株式の本来の目的からずれていることは明らかだ。株式にはゼロサム(※)的な側面があって誰かの損失をターゲットにテクニックに秀でた人が利益として持っていくことに???を感じる。だから僕はそのうち、法律で禁止されるだろうと考えている。

(※)ゼロサムとは誰かが儲ければ、その分、誰かが損をするということ。

たまに人を指導をする時に、まずは相手を大げさに否定したり、時には人格否定までして、その上でこうしないといけない、って人がいる。多分、相手を弱らせることで反論できなくして、その上で自分の正しさをってことだろうけど、逆効果になってしまうことが多いことは皆さんもお分かりだと思う。「コノヤロウ」ってことで。

過去のイザコザによる悲しみ・憎しみ、価値観・考え方の違いによる衝突、そんなことはアタリマエで無くなることなんて恐らくないだろう。そんな負の感情がいつでも、どこでも転がっている中で、法律を盾に相手は放っておいて一方的に自分の正しさを主張するのではなく、違いを前提に相手の感情をおもんばかった上で少しづつ理解を深めあっていくしかないと思う。キレイ事ではなく。そういった努力があった上で、残念ながら相手の明らかな横暴によって自分が虐げられているといった時は、いよいよ法律の出番だと僕は思う。

以前、法律を学んでいた時に、法律というのは武士の刀と同じだってことを聞いて凄く納得してしまった。抜いてしまったら修羅場だ。相手を切ることができるかもしれないし逆に切られるかもしれない。伝家の宝刀は可能な限り飾っとくのが一番だ。

iPhone/iPadの業務用アプリの開発会社を起業しました。
社名:Radical Balance(ラジカルバランス)株式会社
調和だけではつまらない、極端だけでは怪しい、だからいい塩梅でってことでネーミングしました。下記ホームページにそういった思いを綴っています。
ホームページ
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