リバランス〜自分にとって大切なことの再評価[No.182] | 起業して不安はあるもののワクワクしている50歳・IT技術者・中小企業診断士のブログ
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リバランスとは自分にとって大切なことを優先する順番(プライオリティ)を変えることである(※)。例えば、世界の中で最も大きな影響力を誇るアメリカはアジアの突出した経済成長率の高さ、中国の軍事的脅威の増大といったことで経済や軍事の焦点をよりアジアにあてていくことで効率的に自国の優位をキープしていこう!といった戦略をここ数年でとるようになった。


日本では不足しつつある国民から集めた年金資金を効率的に増やすために、もっと株に投資する比率を増やして、企業の動きを活性化させ業績を向上させることで株を上げて年金財源を増やすといった成功のシナリオがあって、こういったことを表現するためにリバランスという言葉が使われていた。

僕は先月、起業した。今まではアプリを開発することが僕の仕事の大部分だったけど、そこにアプリを売るといった仕事が加わった、というか現時点で最も重要な仕事となった。そのためには自分を、つまり自分が役に立てることを魅せていかなければいけない。だから人に会ったり、ブログで情報を発信したり、今後のために先回りして情報を仕入れて吟味したり、といったことが今まで以上に大切になった。

随分と前の自分だったら、そういった営業的なことは自分には向かないし絶対やりたくないって思っていた。僕は話すのが苦手だから。でも人とのコミュニケーションに巧みな話術、テクニックはそれほど重要ではないのかな?って思うようになって、(思うようにして)相手の立場、状況、感情を汲んで、たどたどしくとも相手への配慮を示していれば伝わるのかなと今は考えている。またそういった相手を理解する力はアプリを開発する上でも凄まじく効果的だ。使えない、使われないアプリを作らないために。だから前向きに取り組んでいこうと考えている。

テクニックより相手への理解を大切にするリバランス

かつて僕は仕事とは我慢すること、辛いことだって思いが強かった。もちろん今でもそういった思いはあるものの、楽しむ事を大切にしようと考えている。そのために人からの指示ではなく自発的に選んで動いていこうと思っている。責任が増すのは当然だけど、緊張感をスリルに感じられたらと思っている。そういうことがこれまでの経験から高いパフォーマンスにつながることが分かっているから。

ジリジリからワクワクへのリバランス

日本はアジアに教えてあげるのではなく、過去の成功パターンを捨ててアジアから学んでいく姿勢が大切だ、みたいなことを耳にする機会が増えた。アプリの世界ではアジア向けに作られたアプリを日本に売り込む「逆輸入」って話もある。中学生の時の地理で学んだ「先進国日本」のイメージは随分と薄くなった。僕の次男が中学生になる10年後の地理の教科書で「アジアの中堅国である日本」とか表現されてないといいなと思う。

※分散投資の観点では各投資対象にたいする資産の原則的な比率を決めておいて運用結果によって、その比率が変化した時に、当初決めた比率を保つために資産を売買することを意味する場合もある。例えば株50%、国債50%と原則的な比率を決めておいて、1年後に株が上昇して比率が株60%、国債40%というように変化した場合、株を売って国債を購入することで当初決めた割合の株50%、国債50%の比率をキープすることをポートフォリオ(分散投資)におけるリバランスという。

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