プライドとコンプレックス[No.91] | 起業して不安はあるもののワクワクしている50歳・IT技術者・中小企業診断士のブログ
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誰でも持っている相反するようで密接に絡み合っている感情。

このような感情により人の行動は大きく左右される。しかし、人の行動がコンプレックスによるものなのか、それともプライドによるものなのか、わかりにくいことがしばしばある。

・礼を欠いた反抗的な態度が実はプライドを汚す強欲な権威への毅然とした抗議であったり。
・自信に満ちた行動が実はコンプレックスからの強がり、虚勢だったり。
・厳しさが実は相手のプライドを刺激するための思いやりだったり。
・優しさが実はコンプレックスからの事なかれだったり。
・うざがられるほどの異常な執着が実はプライドを守るための誠実な仕事だったり。
・勤勉が実はコンプレックスによる権力者へのごますりでいい加減な仕事だったり。

また、プライド、コンプレックスの大小によって人の他者への接し方は変わってくる。

プライドが高くコンプレックスが小さい人
・人に与える。
・人を育てる。
・他者の優れた点に嫉妬はするが認め、活かす。
・自己責任

プライドが低くコンプレックスが大きい人
・人から奪う。
・人を利用する。
・他者の優れた点に嫉妬、否定し、埋もらせる。
・責任転嫁

人のプライド、コンプレックスの大小や行動の源がどちらからって最初はわかりにくいけど、ある程度の時間を共にすることにより、徐々にではあるがクッキリとわかってくる。そうなってくると相手への正しい理解によって、正しい反応ができるようになる。「プライドが高くコンプレックスが小さい人」に信頼を寄せ身を任せることができるし、反対に「プライドが低くコンプレックスが大きい人」にだまされずに済む。(そういう人は嘘をつくことに抵抗がなく、人を悪くいうことにより、自分に都合の良いような状況を作りあげようとするので信用できない。)

僕もそれなりにコンプレックスを抱えている。でも適度なそれはハングリーという成長へのエネルギーになる。ただし、プライドを欠いて極度のコンプレックスを抱えるようになると、強いものに媚び弱いものを利用するようになり、最終的に私腹だけが行動基準みたいなワケの分からない人生になってしまう。そうならないためにも無理なコンプレックスの矯正よりも、それを特徴だって諦めて、得意なことを磨いていった方が良いと思っている。そうしていると大きくなったプライドがコンプレックスを緩和する。バントのギネス記録を持つ長打力が皆無の元巨人・川相昌弘みたいに。で、諦めた部分は他の人にカバーしてもらう。そういった強みと弱みの相互補完、凸凹と凹凸がピッタリとハマってる人間関係って素敵だ。

僕は人生の師匠であるジョン・レノンを模した丸いメガネをかけている自分にプライドを感じていた。そんなことも露知らず妻から魯山人みたいだって言われ、微秒なコンプレックスに変わった。