人類最速の男と聞いて誰が思い浮かぶでしょうか...
そう、みなさんご存じウサイン・ボルトです。
陸上をやってない人だろうと人生で一度は耳にする名前です。
今回はそんな彼の走り方、特徴を紹介していく
生年月日 | 1986年8月21日(35歳) |
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生誕地 | ジャマイカ、トレローニー |
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身長 | 195cm |
体重 | 94kg |
自己ベスト 100m 9.58WR 200m 19.19WR 400m 45.28
世界一大きな短距離選手で、世界一足の速い選手かつ世界一金メダルを手にした短距離選手でもあります。
世界最速という称号に最もふさわしい人物です。
そんな彼ですが、そもそも彼の体は100mを走るのには大きすぎるという事実をご存じでしょうか、実は100mの最適身長は180cm前後だと言われています。(180㎝は素早く体を起こし、スムーズに加速に乗ることができる身長だと考えられていました。)
加えて、彼は背骨が曲がっており、とても100mなどを走るのに適していないと誰もが思っていました。
しかし、彼はそんなハンデをものともせず数々の偉業を成し遂げてきました。
オリンピック史上初となる三連続三冠にも輝いています。(現在はリレーメンバーがドーピング検査に陽性反応を示し、一つ、金メダルをは剝奪されています。)
100mでは彼の持つ、9.58(世界記録)に近づいた人類はただの一人もいません。
※200mでも2008年から無敗です
ウサイン・ボルト選手の走り方
↑左右に体を動かし、片足に大きな力をかけることで地面からの反発を効率よくもらっています。
かなり複雑な動きをしており、これは背骨の持病のためと言われています。
もちろん身長が高いことで大きなストライドを生み出していますが、ボルト選手の抜群にすごいところは
その大きなストライドを維持しつつ、その身長からは考えられないような高いピッチで走っていることにあります。
なので、全盛期(ベルリン世界陸上など)は前半から他の選手をリードしています。
実は50m世界記録保持者
ボルト選手はよく、後半型の選手だといわれていますが、実は50mの5.47という世界記録も保持しています。(タイムはベルリン世界陸上のもの)
なので、「ボルトになら50m勝てる!!」などと言える人物はこの世界に一人もいません。
ボルト選手は後半型だといわれていますが、後半が化け物すぎて、前半のスピードが過小評価されているだけで、スタートもトップレベルです。
陸上復帰の可能性は?
年齢的に復活してもかなり厳しいと思われます。
しかし、ライバルであったジャスティンガトリン選手は「奴は必ず戻ってくる、賭けてもいい」と発言しているので、期待が高まります。
ボルト選手が引退した今、短距離界は新王者を求めて嘆いています。