こんにちは。
スウェーデンではこんなリサラーションのグッズは見たことないです。
マグカップとか、売ってるんだろうか…。さすが日本、何でもあるーーー!!
さて今日は最近あった、スウェーデンに対して心底がっかりした出来事の話です。
日本から戻ってすぐに、ストックホルム市内の病院で健康診断がありました。
うちの会社では社員の権利として、会社の負担で年齢に応じた健康診断が受けられます。
20際代は3年に一度、30・40際代は2年に一度、50歳代以上は1年に一度…だと思います。
これは会社のポリシーによってまちまちですが、私もタダである以上、受けても損はないと検査にいってきました。3年ぶり2回目でした。
指定された時間通りに診療所に行き、視覚、聴覚、心電図、採血、検尿と、まぁ日本の健康診断と同じようなメニューを一通り。
大よそ二週間後にその結果を貰うべく、再び同じ診療所に行きました。
するとなんと、担当医から衝撃の一言が。
医「えーと、採血の結果なんだけど、ラボ(検査場)で何か不具合があったのか、あなたの血が届かなかったみたいで結果が無いの」
はぁーーーーー????!
私「えーと、てことは今日は結果がそろってないのに呼ばれたってことかしら?(怒りを抑えつつ)」
医「うんうん、でもいい事は、今日またすぐに採血できるってこと!」
私「え、でも私もう朝ご飯食べてるし(健康診断前は断食を命じられていたので)、ふつーにさっきも会社でコーヒーとか飲んできたとこだけど…」
医「あ~、そっかそっか、そういわれてみればそうね~、じゃ、また明日来て!」
はぁーーーーー????!(2回目)
という訳でその日は翌日の朝一番の時間に予約を取り、再び翌日採血に来ることに。
ていうか結果出てないなら電話の一本でもくれないわけ?
こっちは勤務時間中にわざわざ来てるんですけど…。
という訳で翌朝再び診療所に。受付してくれたのは昨日と違う受付のお姉さん。
受付「ID見せてくださいね~。はい、ありがと~。えーと、今日は健康診断?」
私「採血だけなんですけど」
受付「え、採血だけ?再検査ですか?」
私「いや、再検査じゃなくて、なんか、そっちの不都合で血が無くなったみたいで」
受付「え?」
私「だーかーらぁ~~~~~~~~~~~~~~…(以下省略)」
という一悶着を経て、診察室に通される私。
そこへ看護師到着。
看「おはよう~、えーっと、あなた採血だけらしいわね?」
私「そうです、前回の検査で私の血がどっかいっちゃったらしくて」
看「オッケー、ちょっと再確認してくるから、ちょっとベッドで横になって待ってて~」
そして姿を消す看護師。15分後。
看「ごめんごめ~ん、遅くなっちゃった。ちょっと色々確認しなきゃいけなくて。じゃあ早速採血するね~」
ちくっと針の痛みがあった後、かなーーーり長いこと血を取っている看護師。
私は自分の血が取られている様子を大人になった今でも直視できない性格(?)なので、直接見ていた訳ではないのですが、明らかにすごい時間がかかっているのでさすがに何かおかしいのが分かりました。
私「なんかやけに長くない?」
看「あ、そうそう。なんかね、今日の採血の目的がよく分からなかったからちょっと多めに取ってるの。もうすぐ終わるから。」
はぁーーーーー????!(3回目)
私「え、なんで目的がわからないの?普通の検査をもう一回やるだけって言ったじゃん」
看「うんうん、まぁもう終わったし、これは全部ラボに送って、もう来週には結果が出てるはずだから。じゃ、来週水曜に担当医から電話いくから。」
という訳で、超とんちんかん。
ここ、ストックホルムではかなり名の知れた病院なんですけど…。
たまたま私の運が悪いのか、本当にスウェーデンの医療とは相性が悪いようです。
この国の医療制度は基本的に税金で賄われており、高負担高福祉などとよく言われています。
ある一定の額を超える場合の診察料は無料になる、傷病休暇中も通常の給与に相当する手当が支払われる、など、労働者にいい側面も勿論ありますが、光の裏にはいつも影があります。
スウェーデンの病院は、とっても具合が悪くなってその当日に病院に行っても診てもらえないことがザラにあります。
そもそも登録されたホームドクターのいる病院以外、そしてホームドクターであっても設定された時間以外は飛び込みで診察を受けることができません。
どうしても病院に行きたい場合はDrop-inなる時間があり、予約が無くても朝一番に早い者勝ちで数名診てもらえることも。私の登録している病院のDrop-inの受付時間は朝8時から30分だけで、その日に診てもらえるのはホームドクターにつき先着5名のみ。それ以降は予約するか、また翌日のDrop-inに来るかしかないのです。
では、病気になったらどうするのか?
まず、ホームドクターのいる病院(Vårdcentralen)で予約を取ります。そしてホームドクターの判断で、専門医に診てもらうか、別の専門病院に行くべきか等、その後の措置が決まります。
私は去年から皮膚疾患があって何度か医者にかかっており、その度にホームドクターに「皮膚科に行きたい」と言っているのですが、その都度「まぁ前回より悪くなってないし、また抗生物質出すから一週間様子見て、悪くなったら電話して」という具合で、もう半年くらい悪化と良化を繰り返し、まだ皮膚科までたどり着いていません。そりゃー抗生物質飲んだら落ち着くっちゅーねん。
ですが週末急に状況が悪化したのでこれはやばいと思い、ついに奥の手を使ってしまいました。
それがこのKRYというアプリ。
なんと病院に行かずして、TV電話を通じてその場で診療。病院でやった貰うのと同様に処方箋を出してもらえたり、紹介状を書いてもらえたりするのです。
もう藁にもすがる思いでアプリをダウンロードして、様子を説明し、「皮膚科に紹介状書いて!!!」というとあっさりOKとのこと。
まだ紹介状は届いていませんが(後ほど郵便で届く模様)、普通に病院に予約取っていくよりも、KRYのDrop-inのほうがずーっとスムーズでした。アプリをダウンロードしてあっさり5分以内で医者と話せたし、料金も普通に病院に行くのとほとんど変わらず。なんと子供はタダです。
余談ですがKryとはスウェーデン語で<治癒する>みたいな意味です。
という訳でこんなアプリが流行ってしまうスウェーデンの医療制度、けっこうやばいんじゃないでしょうか??
勿論日本は日本で、点数の高い薬ばっかり出す開業医がいたり、適正な労働時間を強いられている医者が多かったり、色々問題はあると思います。
どの国も、もちろん一長一短はあるんですけど、スウェーデンの医療は高福祉国家のモデルともいわれているだけに、海外からはちょっと崇高な目で見られすぎな気がします。
あの日本の、専門医に直接アポなしでも行けてしまうような制度が恋しいです。。
という訳で私のグチにお付き合いくださってありがとうございました!
次は何か明るいことが書けるように療養します~!
