去年の秋ごろに新婚旅行をプランし始めたころ、モルディブのローカル島の情報が日本語で殆どなかったため、少しでもどなたかの役に立てばと思い、スウェーデン住まいで恐縮ですが少しだけ南国の話をさせていただきます。
 
モルディブに興味のない方はスルーしてください。。
因みに今回の旅は全て個人手配です。
 
モルディブと言えばやっぱりリゾートなのですが、私たちは予算の都合で旅行の半分はローカル島(いわゆる地元民が住んでいる島)のゲストハウスに、残り半分はリゾートに滞在することにしました。
 
私たちはモルディブの前情報なしでとりあえず飛行機のチケットを先にとってしまい、そこから宿探しという感じでした。
 
一先ずリゾート中でも比較的お財布に優しめな(そして予約サイトで大バーゲンしていた)クレドゥというリゾートに旅の後半は滞在することを先に決めてから、どのローカル島に行くか考えました。
因みにクレドゥはマーレ空港から水上飛行機で45分ほど。
飛行機で移動するのが億劫だったので、とりあえずマーレからボートで移動できそうなローカル島にターゲットを絞りました。
そこでとにかく近場の北マーレ環礁のどこかで探すことに。
これと言って理由はないのですが、主人は耳が弱いのでダイビングはしないであろうことが決まっていたので、シュノーケルが楽しめる島(近くに浅瀬の珊瑚礁があるところ)、という感じでグーグルし続け、たどり着いたのがHuraa(フラー)という島。
ふむふむ、ゲストハウスも幾つかあって、北マーレ環礁のなかでは比較的大きな島の模様。
という訳で、ゲストハウスを探す。
ゲストハウスに付随したレストランの評判がよさそうな、Sunset Holidaysというところに泊まりました。
 
因みに宿を決めたのをいいことに、直前までピックアップの手配をしていなかったのですが、直前にゲストハウスのオーナーに問い合わせると、「勿論、到着時間にボートで空港に迎えにいくぜッ」とサクッと返信が。。
このゆるっとした感じからちょっと嫌な予感がしていたのですが、やっぱり、到着時間に迎えに来てくれていませんでした。笑
 
でもマーレ到着後、空港出口をうろうろしていると、空港の周りに沢山いる別のゲストハウスやリゾートのピックアップのおじさんたちが次から次へと助けてくれました。
「どの島に行くの?」
「ホテルの名前は?」
「電話してやろうか?」
などなど。炎天下の中荷物を引きずって30分ほど彷徨った末に、やっとゲストハウスから派遣されたらしきスピードボートがやってきました。
 
恐る恐る乗ると、ものすごいスピードで(時速40kmは超えていたのでは…)30分もしないうちにフラー島に到着。すごいぜ、ヤマハエンジン。。
 
到着すると、ゲストハウスのオーナーが朝食とウェルカムドリンクを用意してくれていました。
疲れた体にフルーツジュースが染みる…。
疲れすぎて到着時の写真が全くないのが悔やまれます。
そしてあれよあれよという間に宿泊する部屋に案内され、一先ず昼寝してから島を散歩することに。
モルディブ語。言語おたくの主人は帰国までに何となく読めるようになっていた…恐ろしい、言語への飽くなき好奇心。
 
フラー島自体は歩いて一周一時間位の小さな島です。
モルディブはイスラム教の国なので、女性は炎天下でも海の中でもヒジャブをつけています。勿論、お酒は飲めませんし、買うところもありません。
 
ちゃんとビーチはありますが、女性は着衣水泳で。男性は普通に海パンでOKみたいでした。
 
という訳で初っ端からゆるゆるさMAXでしたが、地元のお兄ちゃんたちに海釣りに連れて行ってもらったり、シュノーケルポイントに案内してもらったり(文句なしに美しいです!)、
なかなか会えないモルディブ人の地元にすっかりお邪魔させてもらいながら、なかなか他では味わえない滞在をさせてもらいました。
みんな約束した時間通りに来ないけどね!ゆるゆる!笑
 
皆でガチで晩御飯を釣りに、出港。
 
 
島からぼーっと夕日を眺めてみる。美しい!
 
フラーの人たちはシャイだけど優しくて純粋無垢でした。結構いい歳で海外に行ったことがない、という人が沢山いました。こんなところに住んでたら行く必要ないか。
 
これは食後のあるある風景。
ローカル島にはチューイングガムが売っていない(!)ので、天然の葉っぱと固いナッツ、クローブ、風味付けのスパイスと謎のサンゴクリームなるものを組み合わせたものを併せて食後に食べます。
お兄ちゃんに習って私も試してみましたが…固くて呑み込めない。。味は確かに清涼感、でもナッツと葉っぱで口の中がモソモソ。。
ローカル島に滞在したら是非お試しください。
 
 
文句なしに美しい海、大らかで優しい地元民、ローカル島の滞在ではアルコールこそ飲めませんが一生に一回は経験する価値アリです。
ご飯はとても素朴ですが、魚中心の食事で日本人の口に合う感じでした。なんと島ではカニまで獲れます。インドに近いのでカレーも結構あります。フルーツも美味しかった。
因みにゲストハウスはあくまでゲストハウス。ホテルのようなサービスを期待してはいけません。笑
まぁそこもまた良さなのかと。
 
という訳でフラー島の紹介でした!全然スウェーデンらしさのないブログですみません。。