私がブログを始めようと思ったきっかけは、結婚した際の手続きに関する情報が少なかったことにあります。

 

ウェディングブーケは大好きな芍薬と、オーストラリア仕込み(?)のユーカリの葉っぱで作ってもらいました。

写真はフォトグラファーとして活躍しているお友達カップルに撮ってもらったもの。

 

「国際結婚」 「手続き」とかで検索すると、日本に住んでいるカップルが日本で入籍する場合の情報が殆どでした。

 

海外で入籍手続き、ましてやスウェーデンでスウェーデン人と結婚するケースに関する日本語の情報はぼぼ皆無。当たり前か…。

サンボ(既婚ではなく、同棲)になるための情報は結構ありました。

 

という訳で、スウェーデンに住んでいる日本人(住民番号personnummer保持者即ちfolkbokfördである)がスウェーデン人と結婚する時の手続きの話を(2016年9月現在。常に最新の情報をご確認ください)。

因みに私達は教会(Svenskakyrkan)で結婚しているため、役所で結婚予定の方はちょっと筋書きが変わるかもしれませんのでご承知置きください。

スウェーデン人ではない第三国の外国人同士でも基本的に流れは同じだと思います。

雑文ですが、少しでもどなたかのお役に立てれば幸いです。

 

 

<はじめに>

まずスウェーデンでの結婚は、役所で結婚する場合と教会で結婚する場合の二通りに分かれます。

日本のように、役所への届け出を以って結婚とすることもできますが、スウェーデン国教会(Svenskakyrkan)がそれと同じ機能を果たしています。

私達は、彼の「結婚式は是非教会で」という希望で教会婚を選びました。別に敬虔なクリスチャンとかでは無いのですが…。

 

 

<①教会・牧師の予約>

教会で結婚することが決まったら、教会と牧師を予約しましょう。

教会は、Svenskakyrkanの管轄であれば費用は無料、場所は自由に選べます。

挙式したい教会が決まったら、直接電話して希望の日付を話すと、希望の時間帯と希望の牧師の有無を聞かれます(美容室の予約かと間違うほどサラっと…)。

私たちは彼の地元の教会でという希望はあったのですが、敬虔なクリスチャンでは無い故、勿論希望の牧師などいなかったので、その日に来られる牧師を適当にあてがってもらいました。(笑)が、とても気さくで愉快な牧師さんでした。

 

すると数日後、教会から確認の手紙が送られてくるので、日時、場所、自分たちの名前とpersonnummerが間違っていないことを確認してください。

その手紙に牧師とミュージシャン(当日オルガンを弾いてくれる人)の名前と連絡先も載っています。

 

<②牧師と面談>

そして挙式の2~3週間前に、牧師と面談(vigselsamtalet)します。

面談の日程は挙式の一か月頃前に教会から連絡する、と言われたきりいつまでたっても何の音沙汰もなかったので、こちらから牧師の携帯に電話しました。このゆるゆる感がスウェーデンならでは。数日後、仕事の後にうちのアパートに来てもらいました。


この面談までに、税務署(Skattverket)から、夫・妻(となる)両者の独身証明書(hindersprövning)を受け取っておく必要があります。Skattverketのホームページから簡単に申請でき、数日で郵送されてきます。

入手した両者のhindersprövningは、面談の際牧師に渡します。

 

面談の目的は、牧師から結婚式の流れの説明、聖書の中のどの節を読むとか、どの歌を歌うとかの相談と、あとはメインは牧師がカップルを知ることにあります。式の最中でカップルについて話してくれる場面がありますので、そのための情報収集といったところでしょうか。

我々の場合、聖書の節や唱歌などさっぱりだったので、その季節に合わせたものを牧師にオススメしてもらいました。

あとは適当に結婚生活に対する抱負などを話して小一時間で終わりです。

私が仏教徒であることも話したところ、

「ああ、全然いいよ~。むしろ教会で挙式するなんてウェルカムさ~」

位のノリで受け入れてくれますので宗教の違いはご心配なく。

あと、入退場の際の音楽をリクエストできます。スウェーデンでは一般的にメンデルスゾーンの結婚行進曲が入場曲とされることが多いそうです。

日本では何となく退場曲のイメージでしっくりこなかったのですが、ここはお国柄を尊重しました。

曲のことなんてさっぱり決めていなかったので、私たちは面談の後(式の数日前…笑)にミュージシャンに電話して希望の曲を伝えました。退場曲は色々悩んだ結果、"You raise me up"を弾いてもらいました。数日前でも快諾してくれたミュージシャンに感謝。

 

 

<③結婚式当日>

え、もう当日?という感じですが、そうです。挙式前にしなければいけないことは以上です。

あとは当日教会へ行き、家族や友達に見守られながら(若しくはご結婚されるお二人のみで)牧師のお言葉を聞き、誓いの言葉を立て、歌を歌って指輪を交換してめでたく夫婦となります。

退場前には牧師から結婚証明書(vigselbevis)がぺらっと渡されますが、とても大事な書類なので高揚感にまぎれてなくさないようにしてください。

ご家族のどなたか等、本当に確実に持っていてくれるであろうにさっさと預けてしまいましょう。

 

 

長くなりましたが、おめでとうございます。これでスウェーデンでの婚姻は完了です。

こちらでは婚姻成立後、またもや税務署(Skattverket)に届け出ない限り苗字は変わりません。

私は色々悩んだ挙句、苗字を彼の姓に、自分の旧姓をミドルネームに変更しました。結婚しても夫婦別姓のカップルもすごく多いです。

婚姻成立・苗字の変更はあくまでスウェーデン国内での話です。

 

そう、この後さらに手続き豊富な日本大使館での婚姻届へと続きます。

 

長くなりましたので日本大使館へ届け出る話はまた今度…。