昨夜ひとつのイベント終演後に物販もあきらめて会場ダッシュで脱出!!
目指すは難波ベアーズ!

距離的には少しあるので、開演時間に間に合うか心配で、小雨降る中傘もささずに。

会場付近につくとまだ長い列が会場外にできてる状態で間に合った。



そのライブは山本精一さんのソロアルバム「Selfy」発売記念ライブ。
東京や京都でも予定されていた発売記念ライブがこの状況下で考慮され全部中止となり、唯一大阪だけは予定通り開催となった。

ぼくは去年の弾き語りライブ時点で即予約していた。
その時のライブがとても優しく滲みたから。

山本精一さん&The SELFY

そのメンバーは西滝太さんkey,&senoo ricky/さんdr,&須藤俊明さんbass
去年のライブでの山本さんによる告知MCではベースに須原さんと話されていて、となると!!ドラムは当然senoo ricky/さんでしょ!!?
と淡い期待と予感(ここ数年山本さんのバンドではほぼsenoo ricky/さんがドラムを叩かれてる。これが最高!!!)
しかし、当初の告知と変更になったのが須原さんが「のっぴきならない」状況らしく急遽 ベース須藤俊明さん(from東京)に変わったこと。
西滝太さんは山本さんのトリオ編成では鍵盤でベース音色で弾いておられた(これもかっこよかった☆☆☆)記憶があるけれど、あえて東京から須藤さんを招いたということは、このアンサンブル編成はどれも必要不可欠であることが伝わる。







地下への階段を列になりながら、徐々に徐々に会場へ。
会場に入るとsenooさんがドラムの入念なセッティングを続けられている。
列に並ぶのが少し遅れたけれど、座席にはうまく座れた。



左手のスピーカーで鍵盤とベースが観づらい(かろうじて西さんの鍵盤に触れる指先だけ見える)位置だったけれど、
少し半円を描くような配置から、山本精一さんがちょうど正面に、そして、senooさんを少し斜めから(両腕の運びや足の動きが見える!)見える、
ぼくにとっての最高な位置からの鑑賞に!!!


薄暗いライディングのステージに四人が静かにそれぞれの位置へ。


音が鳴った



じわぁと目が潤んで、泣いた。
たぶん3曲目で。

歌や言葉の力がぼくの中で積み重なってたのか、
The SELFYバンドの極上な演奏と
山本精一さんのギターソロでじわぁと泣いた

山本精一さんのギターはフレットに存在する音以上の高さを求めるように、
ギリギリねフレットまで来て、チョーキングでないて
更に3フレットから最高音まで指で駆け上がってないてる

力強い
けれど、これは全編を通しても感じられたことなのだけど、
いまの山本精一さんの音楽は聴くひとに寄り添うように優しい

聴くひとによってそれは鏡のように違って感じられるのはわかってるけれど、
力強い それに 優しい

その世界観があの3人とともにでないと鳴らせない響き


過去の山本精一さんのインタビューで音楽に関する質問に対して、岡本太郎さんが太陽の塔を作る際に語られたのと感覚の似た「言葉」を一言で表現されてたのを思い出した。
(いま一字一句間違いない正確な言葉を思い出せないので、書かない。)

でも、その「言葉」とは違った、寄り添う歌と音楽をいま奏でられてるように感じられる、とてもとても。


こう書いていると静観してたように感じられるけれど、
もうそのグルーヴ感覚のあまりにも気持ち良さに椅子に座りながらもリズムとともにもう身体揺らしてた

静かに観てらんない
だってさ、あんなグルーヴ(バイブレーション)たまらんもん!!!

即興的演奏でもそれぞれのアンサンブルが拮抗しぶつかって輝きを増すのとは違った響き
互いのなにかを探り試すのとも違う

どう表現すればええのか言葉みつからない


アンコールのちに更にダブルアンコールを求めるハンドクラップが鳴り響いた
そこに客電がついた


感動しちゃった

そして、終演後には幸せな気分になってた



終演後の明るい会場をみると、ウェブマガジンのベアーズクロニクルにもインタビュー受けてた方の姿や、京都アバンギルドでよく見かけていた方の姿などなどの姿に気づいた。

そして、ひとつ気になったのは、アンコールをあとにする際にsenooさんが杖をついていたことに終演後に気づいた。
あとでTwitterを調べるとヘルニアの悪化らしい。
あんな極上な演奏をそんなお身体で…!!?


なんか社会の状況やいろんな要素含めても奇跡的なライブやったのかも


でも、伝説なんて言葉は使いたくないです
あの演奏明らかに伝説とか美しげな言葉でクローズさせてなるものか

あんなに身体を揺さぶられる音楽、伝説どころか現役ばりばりやん!!!
いつでも観に行けるときには行きますよ
どんなに会場が荘厳なものを深く静かに味わっていても、ぼくは身体揺らし続けちゃいますよ!!!
どんなにエキセントリックな武装してたとしても!!!

ぼく好きやから、貴方の音楽。ほんま単純に。



※ライブ感想になってないメモ書き~