商品先物ガイド・損切りの達人ブログ -20ページ目

商品先物キャッチフレーズを考えて100万円

 5月の「商品取引所法」の改正を記念して、
日本商品先物振興協会では、100万円相当が当たる
クイズとキャッチフレーズを6月10日まで募集中。
7月21日(木)に開催される無料のセミナーと
ホームページで発表されます。

 私も応募しますので、皆様もぜひ。 ここのリンクから応募して100万当たったら、キックバック 下さい(^^)

 ちなみに改正商品取引所法の要点は、 ①75歳以上口座開設不可 ②年収500万円以下の人口座開設不可 ③決済するまで(途中で回復しても)追証が消えない あたりです。

 セミナーも行きます。島実蔵さんは過去、スゴイトレーダー だったらしいですよ…。

電話営業2

 今年の年明けの電話で

「utchymail2さん!! コーン、今が格好の
押し目ですから!! 私に実績作らせて下さい!!
今 無理して下さい」

 …絶対に上がります、とか儲かります、とか、
お金がなかったら借金してでも買ってくれ、

 というような断定的なセールスはできない
のですが、ほぼそう言っているのと
ニアリーイコールな言い換えで、とにかく
買え買えと勧めてくる外務員。

 「仕事が手につかなくなるの、
絶対イヤですから!! 残念!!」と電話を
切りつつ

 私は日本株の投資をやったことがなく
(中国株は買ったことあります)、競馬などの
ギャンブルから入っている人間ですので、

 対面取引の30~60万円(5枚~10枚)の
投資単位は大き過ぎるとしても

 そこまで(とうもろこしが)上がると
言い張るんなら、1枚(証拠金6万円)
から取引できて、強引なセールスもない
オンライントレードなら、丁半博打と割り切って
ちょっとギャンブルしてみてもいいんじゃないの…?
という邪な考えが頭をもたげ始めました。
た。

電話営業1

 私が先物に「手を出した」
(先物取引をする動詞って、“手を出す”
ですよね)きっかけは、昨年暮れの
某対面取引先物会社の、私の職場への
電話営業でした。

 「南米の旱魃で、とうもろこしが
暴騰しますから!!」とか何とか

 「エルニーニョ」とか「降霜」とか、枕詞は
何でもいいんですが、「…ですから!!残念!!」
みたいなテンションです。

 あれは電話営業を側で聞いている上司の手前、
なんでしょうか。どの会社の外務員も、
(3人ほど会ったことありますが)、

 実際に会うと穏やかな若者なのですが、電話で
顧客をあおる時は、必ずみなギター侍みたいな
テンションになります。

 対面営業の場合は、取引単位が
最低5枚からとか10枚からとか
けっこうな金額を強いられますので

(1枚というのは、最低取引単位の
証拠金のことです。とうもろこしであれば
1枚6万円ですので、5枚で30万円、
10枚で60万円です)

 「儲かっても損しても、30万円も
賭けたら心配で一日中仕事が手につか
なくなるだろうから、それがイヤ」

 …と言って断ったのですが、どうやって断っても
ゾンビのように何回も何回も電話してきます。
(ぶっつけで話をしてもらえる客が少ないから
でしょう)

レバレッジ

 先物は、「投資」と「賭博」の中間に位置する
「投機」。

 投機的と言われる所以はやはり、「レバレッジ
(梃子効果)」にあります。

 レバレッジ=てこ、とは、金融用語で、少ない投資金額で
大きな取引を行なうことを「レバレッジをかける」
と言います。小さな力で大きな石を動かす「てこの原理」
です。

 先物取引では、少ない資金(証拠金)によって、
多額の資金を用いて投資を行なった場合と同様の
投資成果を目指します。(商品先物の場合10~100倍。
株の信用取引で約3倍)

 このようなレバレッジを利用した投資成果は、
利益も損失も大きなものとなる可能性が高く、
これが「ハイリスク・ハイリターン」です。

 先物が怖いと言われるのはこの「レバレッジ効果」
が怖がられていると言ってもいいでしょう。

 しかし大多数の保守的なサラリーマンでも、
レバレッジを利かせているものがあります。

 「住宅ローン」なんかは、ある種のレバレッジです。
数十万~数百万の自己資金で、銀行から3千万円も
4千万円も借りてしまうのは(後から返すにせよ)、
一種のレバレッジを利用した金融取引です。

 バブル時は、買った不動産の価値が上がって
転売するだけで儲けが出たりしました(キャピタルゲイン)。

 数十万円の手元資金で、3千万円の物件を購入して、
将来的に3千5百万円で転売した場合、5百万円儲かります
(諸費用や手数料を除く)。

 先物取引は、それと同様の理屈です。

 何が言いたいかというと、「レバレッジを怖がるな」
ということです。

 貧乏人が成り上がるには、レバレッジしかありません。

 しかし、レバレッジを怖がらなくなる(レバレッジに
麻痺する)と、レバレッジの怖さを知ることになります。

「レバレッジの怖さを知りつつ、怖がらない」
ことが大事になります。

先物業界

 業界全体で、一説には預かり金が4000億円
程度、一般個人投資家の口座数も、大手でも5ケタ
行ってなかったりします。5ケタの半分とか、
1/4もあれば大手です。

 (個人レベルの)参加者が少ない
最大の原因は、もちろん商品先物取引自体が、
商社やファンドなどの機関投資家が主役の世界で
個人投資家が脇役(端役)の世界であることも
もちろんなのですが、

 【取引を続けること自体が難しい】世界だからです。

 大事なところなのでもう一度。

 【取引を続けること、それ自体が一番難しい】世界
だからです。

 参加者が増えても、同じかそれ以上に「取引を続け
られなくなり、退場する」退場者がいるので、
結果的に過去5年以上、(顔ぶれは変わっても)
参加者の数はあまり変わっていないようです。

 逆に言うと、【取引を続けることさえできれば、
生き残れる】わけです。

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 このブログは、先物に興味のある未経験者・初心者を
先物世界の入り口まで手を引いて連れて行くことを目的に
書いていますが、私自身も初心者であることから、
用語の解釈等間違いがある可能性があります。
問題等あれば何なりとご指摘下さい。

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