song for・・・

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不倫という名の純愛を描いた小説
あなたはここまで人を好きになった事がありますか…

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抱き寄せたい衝動にかられたのを亮太は必死に抑えていた。



有紀に対して

こんな想いを抱くなんて。


『じゃあ、帰るね。』


『はい、気をつけて。』




そう言って

亮太は有紀の部屋を後にした。


危なかった。


自分が抑えられなくなる寸前であった。




帰りの車。


亮太の家までは30分程の道のり。


有紀からのメールが届いた。


『ありがとうございました。私、桐谷さんと働けて本当によかったです。

これからもずっとよろしくお願いします。』


運転しながらも亮太はすぐに返信をした。


『こちらこそありがとう。宮坂さんが一緒だったから頑張れた事もたくさんあった。

これからもよろしくね。』


ここまで文章を打って

亮太の手が止まった。



しばらくして


『またご飯でも行こうね。』


最後にそう付け加えた。



『はい!是非!』


ハートマークの入った有紀からの返信を見て

なんだかうれしい気持ちのまま家路についた。





翌日、有紀の居ない職場に亮太は少しの寂しさを感じていた。



昼休み。


携帯を開くと有紀からのメールが届いていた。


『早速、出張の予定が入りました!設計事業部ってあちこち飛び回るみたいです。

でも、正直私の仕事はしばらくは特に無さそうです(笑)』



昨日まで一緒だったのに


もうずいぶん会っていないみたい。




亮太はそんな気持ちになった。





『さ、昼飯でも食べに出ようかな。』


そういって上着を取るために開けた亮太のロッカーには

有紀や他のSTAFF達と一緒にでかけた山登りの写真が大切に貼ってあった。




それから1ヶ月経った5月。


5月5日は亮太の誕生日。


突然、

亮太の携帯電話が鳴った。


有紀からだった。





この日が二人の運命を大きく動かした。