24歳で排斥されて実家を出て、すぐに正社員の仕事を探し週6の仕事、同棲した彼も仕事が忙しかったので家事もほとんど私がやっていました。

当時は、朝2人分のお弁当を作り、夜ご飯の下ごしらえをしてから出勤。19時過ぎに帰ってきてごはん作ってその他の家事もしてっていう生活でした。


あの時の私と彼の関係は、好きで一緒にいるけど対等だとは思ってなくて、この人に嫌われたら私は本当に一人ぼっちになるから嫌われるわけにはいかないという必死さから、彼の望むことは何でもしないといけないと思い込んでいました。

だから、新しい仕事でいっぱいいっぱいでも、弱音を吐けず家事も手を抜かずに頑張ってました。今の私からは想像できませんが。

せっかくJWから離れて自由になったはずなのに、苦しい生き方をその後もしばらく自分に強いてましたね。


幸い、大学の時に4年間一人暮らしをしていたので、家事や少ないお金で生活をやり繰りすることに関しては、新しい生活でもあまり苦労しませんでした。

一人暮らしの経験には本当に救われたと思ってます。


そんな私のわずかな自由時間。何かしていないと余計なこと考えて悪循環、働いてるからお金はないわけじゃないけど、とにかくその時はお金貯めたかったので自分のためにお金使うのももったいなくて、一人で遊びに行ったりカフェ行ったりすることもない。という中で、楽しみは料理でした。


お金かけずに手間をかける料理。


といっても、料理が得意なわけじゃないんです。

JWの交わりに持っていくようなおもてなし料理は、母親からいろいろ教えてはもらいましたけど、普段のごはんは、実家暮らしで開拓してたのでほとんど母が作ってくれて、あまり学ぶ機会もないまま排斥。

一人暮らしの時なんて忙しかったから、お腹さえ満たせれば良いと思って大したものは作らなかったですし。


だから、お金をかけずある材料で創作料理を作ったり、頂いたものは手間がかかっても無駄にせず美味しくいただくをモットーに、料理やお菓子作りのレパートリーを増やしていったんですよね。


こんな私なので、チャレンジ精神は旺盛で、ほんとにいろんなものを作りました。


苦戦しながら栗の皮を剥いて、時間かけて渋皮煮作ったり(田舎なのでよくもらう)、魚介を捌く技術もこの頃に身につけて1から調理して、あらも捨てずにあら汁作ってましたし(港町なのでよくもらう)、フルーツをもらえば生で食べ切れない分は、ジャムやコンポートにしたりフルーツ酒にしたりしてました(フルーツの産地なのでよくもらう)。


餃子作ろうと思ったのに餃子の皮を買い忘れて、急遽皮から作ってみたこともありましたし、コロッケも残り野菜入れて毎回手作りしたりして、他に楽しみがなかった私には、それがまた楽しくて。


仕事が休みの週末に安い焼酎やワインを買って飲むのが好きだったので、それに合うつまみを作るのも好きでした。


先日あるブロガーさんの記事で書かれてた無水カレーも、当時はよく作ってました。

この時期は夏野菜をたくさん頂くので、ありったけの野菜を入れて作る無水カレーが美味しくて。

ある時スイカを大量に頂いて、普通に食べたり、ジュースにしたりしたけど食べきれず、主にスイカの水分で無水カレーを作ったんですよね。

一応、以前農園レストランでいちごカレーなるものを食べたら美味しかったという前例があってのスイカレーですけど。


まぁまずかったですね。果物を隠し味に入れたら美味しいんでしょうけど、メインで使っちゃったのが間違いでした。

それ以来旦那から、料理に余計なものは入れるな令が出ております笑


そんな思い出を思い出したので、昨日は久しぶりに夏野菜の無水カレーを作りました。冷蔵庫を見ると、スイカが…。こっそり入れてやろうかという私のイタズラ心と戦いながら、無事にスイカなしの美味しい無水カレーができました。



思えば、うちの母も手間がかかること大好きでした。

毎年梅干し漬けたり梅シロップ作ったり、お味噌作ったり、畑のバジルでバジルソース作ったり。

よくやるなーと思ってたけど、しっかり似てましたね。



子供産まれてからは忙しくて時短料理ばっかりですが、たまにはゆっくりお料理する時間も欲しいものです。