消えそうなくらい哀しい声が遠くから僕に届く

空の色海の色すべてが哀しく見える


あの日僕の心に小さなひびが入った

その音は小さすぎて君には聞こえなかっただろう

それは次第に大きくなってゆき誰かが

話しかけるたびにひとかけら砕けていった


消えそうなくらい哀しい音が僕の心に溜まる

いつかそれははじけとび悲しみのもとになるだろう


光の中に落ちるかけらは いずれ光を消してしまうだろう

僕の上に降りかかるのは重い罪と悲しみの声

僕の海は黒い哀色 空はそれを映しだして

僕に全て振り掛けるだろう


消えそうなくらい哀しい僕が暗闇に閉じ込められる

ずっと君を信じてたのに君はその手を振り払ったね

どんなことが待っているかも 知らずに