大学入試に思うこと。


2025年の大学共通テストから、「情報」が科目に追加されます。

つまり、プログラミングですね。


そして、我々英語教師がこの数年翻弄されてきた英語の試験にライティングとスピーキングを導入という流れは、大学共通テストからは除外されることとなりました。


これは後退と見る向きもあるかもしれませんが、否です。


共通テストからは除外であって、大学それぞれの試験には盛り込まれる可能性があります。


また、万一、大学入試には話す書くの試験がなくても、入学したらすぐに4技能(聞く、読む、書く、話す技能のこと)が網羅させた外部テスト、つまり、TOEFLTOEICIELTSetcなどを受けさせる大学が多いです。


何故か?

大学自体が生き残りをかけているからです。

大学の世界ランキングで日本の大学は何位かご存知ですか?

実はアジアの大学に日本の大学がランキングで負けていたりします。

その主な原因は、研究者達の論文発表が英語でなされないと世界に評価されないからです。

また、留学生の受け入れもし難いことも原因となっています。


つまり、大学まで行くような優秀な人材には、英語はツールとして使えて当たり前の世界がもうきてしまっているのです。


ということは、ですね。

入ったらすぐに4技能の英語試験で高得点を取っておくことが求められているのです。


実際、国立大学に入学したばかりの一年生の息子は英語のプレゼンで、特許についての歴史的背景から現在の特許制度に関する問題点などを20分にまとめて発表する課題をこなしていました。

全て英語です。


このことから考えて、大学に入学してから困らないためにも、使える英語を身につけておきたいところです。


ECCジュニアでは、Think and talkと題したテキストを使って、課題を考えて、英語でプレゼンしたり、ディスカッションすることをレッスンに取り入れています。


宣伝になってしまいましたが、先を見越したレッスンをしているなら、別にどの英会話スクールでも構いません。


しかし、何のために英語を習わせるのか?を今一度考えていただけたら幸いです。


決して大学に合格することが目的では無いこと。入学してから何を勉強するのかがわかって入学した方が本人にとって幸せであることをわかってください。


風の時代に入って、学歴社会は終わりを告げると言う人もいます。私はむしろ、頭が良くて自分と他人のことを思いやれる人間が最強になると思います。

だから、学歴があって頭の良い人間も、学歴がなくても頭の良い人間もどちらであっても、その上に心が豊かな人材を育む社会が理想だと思います。