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『蛇にピアス』

先日、「最近なにしてる?」と聞かれ

即座に思いついた答えが「映画みてる」でした~


今月、かなりの本数観てます。

レビューが全く追いついていないので、

upできるときにどんどんupしていきます~


昔はあまり観なかったけど

最近よく観る邦画。

なんだか気になったので手に取った作品が

この『蛇にピアス』。



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(画像はYahoo!映画 からいただきました)


原作が芥川賞を受賞したときも、

映画化が決まり蜷川幸雄がメガホンをとると知ったときも、

正直そんなに興味はわきませんでした。


過激なピアスやタトゥーがそこまですきじゃないし

蜷川作品(映画)は『嗤う伊右衛門』も『青の炎』もすきじゃなかったので。


では何に惹かれたのか。

主演の吉高由里子ちゃんです。

このかわいい顔した若い女の子が、

どれだけの体当たり演技を見せるのか。

スプリット・タン(蛇のように、先がふたつに分かれた舌のこと)や過度なタトゥーが

どのように描かれているのか。

このふたつ。

そして観てみた結果。


いや、すごいです。

日本のCGの技術、ここまできたか、的な感じで。

スプリット・タンや、製作過程が丁寧に描かれていて

これ、ほんとに役者さんがしてるんじゃ…と思うほど。


そして、どんだけ体当たりなんだ、と思うほどの

吉高由里子ちゃんの体当たり演技。

想像以上でした。

映画全体の5割は裸だった気が…

ここまで体を張れる若い女優さん、

今の日本にはいないんじゃないでしょうか。


ドMの彼(高良健吾くん。キュートです)と、

ドSの浮気相手(ARATA。すきだったのに…衝撃でした)。

ふたりとのエッチシーンも、あらまぁ、といった感じで(笑)

大半がドSの浮気相手とのエッチシーンで、

観ていて、わたしはドSはすきじゃないなと再確認(笑)

あんなに顔面ピアスだらけの男性とでも、キスできるんだな、とか(笑)


東京を舞台に、いまの若い子を描いてる作品で、

この手の作品を観ると、いつも自分との違いを確信させられます。

同じ日本に生きていて、近い世代であるはずなのに、

わたしとは別の世界の物語のようで。

早い話、理解できるかもしれないけど、共感はできない。


スプリット・タンや、刺青に近いほどの、過度なタトゥー。

したいと思ったことは一度もない。わたしは。

でも、現実に、それらを体に刻んでいるひとはたくさんいて。

主人公もそういう”肉体改造”にどんどん溺れていって。


この主人公は”肉体改造”をすることで、

心の痛みを、体の痛みで打ち消しているように感じた。

それって、破壊に進んでいくようで、

観賞後はなんだか空しさが残った。


わたしは理解できないこれらの”肉体改造”だけど、

学生時代を思い返してみると、結構いたかな。

過度なタトゥーを入れてる子は身近にはいなかったけど、

本気でタトゥーを入れようとしていた友達はいたし、

舌ピアスにへそピアスに、ボディピアス、耳にたくさんのピアス。

ファッションで増やしている子もいれば、

そうじゃない子もいた。

授業中、安全ピンで耳や顔にピアスをあけて、

休み時間に「ピアス増えてる!」とびっくりした経験も。


みんな、痛みを感じることで、生きていることを実感していたのかな。


正直、この映画は観ていて気持ちいいものではなかったです。

でも、昔のことを思い出したり、自分のことを考えたり、

そんな想いを与えてくれた作品でした。

でもきっと、もう観ないと思います(笑)


☆2つ。


距離

遠距離恋愛と同棲、どっちに憧れる? ブログネタ:遠距離恋愛と同棲、どっちに憧れる? 参加中

遠距離と同棲なら、
絶対絶対
同棲です~~

遠距離は嫌です…
学生でもないからただでなくても頻繁に会えない上に
なかなか会えないし、
会うのにもいろいろ大変だし(交通手段とか)、
やたらとお金もかかるし、
なんだかつらい。

会いたいときに会えないってのは
やっぱ問題ですよ。
会おうと思えば会えるけど、
ぐらいの距離がベストです。わたしには。

がっつり同棲、ってのも、
ある程度お付き合いが進んでからがいいなぁ。

お付き合いが長くなればなるほど、
気持ちが落ち着いてくる部分はあるけど、
気持ちが深くなっていく気がわたしはしてます。
それは、「情」と言い切ってしまうのはなんだか悲しい感情で、
ただの「情」ではなく、「愛情」とか一種の「友情」とかが
入り混じった独特の感情。

そういうものを持ってから、一緒に過ごしたいな、というのが
わたしの一番の理想。

ある程度の距離は、必要だと思ってます。
必要以上の距離が、いらないだけで。
遠距離は、必要以上の距離のように感じます。
ま、心はいつもそばにいますけど。
想い会うふたりなら。

遠距離のよさもまた、あるんだとは思いますが、
わたしはコドモなので、現実的な距離は、敵ですね(笑)

『愛を読むひと』

とにかくひたすら観たかった映画、

『愛を読むひと』。



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(画像はYahoo!映画 からいただきました)


ケイト・ウィンスレットがだいすきなので、

期待大。

その期待を裏切らない作品に仕上がってました。


この邦題からみても、これはラブストーリーなんだと思うでしょうが、

わたしにとっては、単なるラブストーリーではなく、

深くて重い映画でした。

とってもヘビーです。

あまりひとと一緒に観たくない類の映画。

ひとりで観にいって正解でした(笑)


15歳の少年と、36歳の女性のひとときの恋。

はたから見れば親子のように見えるこのふたりが、

出逢ってすぐに名前も知らないうちに

お互いの体を求め合い、むさぼるような愛の日々を送る。

彼女は彼に本の朗読を求めるようになり、

いつのまにか朗読と体を重ねることがセットとなる。


そんな情熱的な日々も長くは続かず、

ある日突然、彼女は彼の前から姿を消す。

はじめての恋に溺れ、

その恋を失った彼を悲しみが襲う。


そして、8年後、あまりに残酷な再会を迎え、

再びふたりの人生は交差していく。


これ以上語ってしまうと、完全にネタバレになってしまいます。

ネタバレしないと語れない箇所がたくさんありますが、

何も知らない状態でこの映画を鑑賞してもらいたいな、と思います。

わたしはその状態で、観賞し、ショックを受けました。

この衝撃はすごいです。

お…重い。


ケイト演じるハンナというこの女性、

彼女のことを鑑賞中に理解するのは難しかった。

疑問に感じるところがたくさんあって。


彼女のこの強さはどこから出てくるのだろう。

ひとを寄せ付けない、鎧のような強さ。

心の内側を見せないような、ひとに対する壁。

身勝手な言動、感情的な態度。

でも、どこかもろい。

孤独がにじみでている、その姿。


映画が終わるまで、いまいち理解できなかったけれど、

観賞後いろいろ考えていて

パンフレットを読み込むうちに、どんどん自分の中で

彼女に対する印象が変わった。


彼女はきっと、そうやって生きるしかなかったんだ、と。

すべての行動が自己防衛のようにも思えた。


映画の後半で明かされる、彼女の過去。

過去に対しては、難しすぎる問題で、

何が善で何が悪か、わたし自身わからなくなってしまった。

彼女は彼女の信念に従って、行動しただけ。

無知が、罪になるのか。

彼女が放ったひとこと。

「あなたなら、どうしますか?」

これに即座に答えられる人間は、なかなかいないんじゃないかな。


そして、彼女が頑なに守ろうとした、彼女の秘密。

そこまでして、守るべき秘密だったのか。

けれど、隠したいものがあるとき、

それを誰にも知られたくないほど隠したいと思ったとき、

ひとは何が何でも知られないように隠し通すのかもしれない。

自分にとって不利な状況に追い込まれたとしても。


彼女も被害者である部分はあるし、

かわいそうなひとなんだけれど、

彼・マイケルもまた被害者な気がした。

ハンナよりも、マイケルのほうが、わたしは切なかった。


情熱的なひとときが、彼の運命を変えた。

ハンナの存在が、彼の人生を変えた。

彼は彼女の「朗読者」となって生きた。

その人生に、光はあったのか。


とにかく、観客自身がストーリーを「読む」映画。

登場人物の感情、行動の意味を「読む」映画。

ぼーっとしてたら、おいていかれます(笑)

わたしは一度では理解できなかったので、

これだけいろいろ考えた後、また観賞したいと強く思いました。


ケイトのほとばしる強さは必見です。

ケイトの目は本当に力強くて、圧倒される。

あぁ、このひとは昔からそうだけど、

さらに貫禄がでたなぁ。

ラブシーンは大胆で、最初はやたらエッチな映画だと思いましたが、

その描写があとで活きてくる。

緩急がきいてました。


☆4つ。

きっと、これから何度も観ていくたびに、感じ方が変わってくる気がします。

☆5つ(満点)になるかも。