私はその日2度怒らせた。
一度目が結婚式前日の深酒と二日酔い。
ワタクシの軽率な行動が悪いことは認めている。
「ここに辿り着くまで頑張ったじゃん」
心の中で反論し式へ向かう。
特筆すべきことはなく「よくある結婚式」だった。
義母への手紙は女性陣と一部の男性の涙を誘い
フィナーレを迎える。
金屏風前で皆様をお見送り。
そこで本日2度目の逆鱗に触れる。
全員のお見送り終了後金屏風前に置かれた椅子に
腰掛ける二人。
カメラを持った同級生や会社のメンバー達との記念撮影。
そこへ体育会出身者のワタクシの友人が近寄ってくる。
両腕をロックされて友人の輪の中心へと導かれ胴上げが始まる。
奇声を発し豪快な胴上げをきっちり5回。
体育会出身者の恐るべきパワーを尻目に大笑いで拍手する親戚、
冷ややかな視線を送る貴婦人風女性。
私は苦笑いを浮かべつつ学生時代の友人の元へ。
私には友人の種類が大別し2種ある。
クラスの友人、体育会の友人。
昨晩飲んだ友人以外に声をかけてまわる。
いずれも遠方から来てくれたことに素直に感謝し、
お礼をした。
しかし久しぶりの再会なのでついつい話し込んでしまう。
嫁から2メートルほど離れたところにいた私に嫁が言った。
「いつまでやってんのよ。私をほったらかしにしてどういうつもり?」
「だいたい昨日も飲んでたじゃない!」
鬼の形相だった。。。
ワタクシの思いとしては、確かに結婚式はある意味嫁が主役だ。
しかし遠方から来てくれた久しぶりの友人とは正直話もしたかったし
嫁はこれから毎日会うじゃん程度に考えていた。
このコメントに関しては大いに賛否両論あることと思う。
嫁の発言で半径5M以内にいらっしゃった来賓は凍りついた。
友人も口が開いていた。
ワタクシは黙って嫁の隣に腰を下ろす。
嫁のエキセントリックな一面をはじめて見た日だ。
ぽちっとな