【軌跡シリーズ考察】世界の謎とかいろいろ考察(という名の妄想)【20200722】 | 妄想垂れ流しメモ(仮)

妄想垂れ流しメモ(仮)

今のところゲームの感想とか考察とか

テーマ:

 唐突ですが、テーマとして上手くまとめられていない考察ネタについて雑多にメモしておこうかなと。

 閃4で出てきた新たなネタとして《転生》という事象があります。
 閃の軌跡マガジンの社長ネタバレインタビューによると、すべての人が転生するわけではなく、女神の元へいった魂になんらかのエラーがあるとそのまま現世に戻り転生する、というようなことらしいです。
 昨今、巷では異世界転生の物語が溢れているご時世ですがw この辺り、軌跡シリーズではそこら辺の事象もシステマチックなものとして考えられている、ということのようなので、考察のネタになりうる感じです。

 考察からそれますが、この他にも、閃に関しては《不死者》なども出てきて、「《不死者》に《転生》まで、もう軌跡シリーズも何でもアリだな!」と思った向きもあるかと思うのですが、「ドライケルス帝の《転生》=オズボーン」や「アリアンロードが《不死者》である」といったことは「帝国編」では根幹の設定だと思うので、ストーリーのご都合主義で《不死者》とか《転生》とかが急に出てきたわけじゃないだろうと一応思います。
 例えばクロウの復活について、ドライケルスの《転生》やアリアンロードの《不死者》という設定が先にあって、結果としてクロウが《不死者》として蘇るのもアリとなったという感じなのだと思います。トゥルーエンドで元の人間に戻れたのは本当にご都合主義だとは思いますが、《至宝》の力を使ったのならそれぐらいはOKな気がしますw

 そんな絶対万能というか、かなり強大な力を持つ《七の至宝》ですが、そもそものエネルギー源はどうしているのでしょう。
 サブシステムとして《影の国》を起動できるほどの力を持つ《空の至宝》や二つが混ざった結果、制御不能の力となった《焔の至宝》と《大地の至宝》など、いずれも1200年以上前に作られたにも関わらず、膨大な力を保ったまま現代のゼムリア大陸まで存在していました。
 一方で失われた《幻の至宝》の代わりとしてクロイス家の手によって《零の至宝》が誕生しています。《神機》との関連をみると、《至宝》だから高出力のエネルギーを持っているというような感じでした。
 キーアを核とした《碧の大樹》の出現の際、ノバルティス博士が大樹を《特異点》と呼んでいました。また《零の至宝》を「人と神とのインターフェース」とも言っています。
 閃4での言及だと、ゼムリア大陸の法則と異なる現象について《外の理》と称し、それが異常な形で発現した現象について《特異点》としていました。その際の事例として挙げられたのが《塩の杭》です。
 《至宝》は本来《女神》によって授けられたものなので、「《至宝》の力」=「《女神》の力」です。これは「《女神》の創造物である《聖獣》が同じ《女神》の力の顕現たる《至宝》の力では殺せない」というルールから明らかです。
 そもそも、《至宝》自体、イレギュラーな代物です。それはつまり《女神》の力自体、ゼムリア大陸の法則と異なる力であり、《女神》の力もまた《外の理》による力なのかもしれません。だとすれば《零の至宝》が《至宝》足りえたのは、《女神》とつながることにより、《女神》の力を引き出すことができたのではないかとも考えられます。こう考えると《零の至宝》が《至宝》であり《特異点》であり「人と神とのインターフェース」でもあることになります
 しかし「《女神》の力が《特異点》であり、《外の理》である」、ということは、つまり《女神》とはゼムリア大陸の外から来訪した存在という可能性につながります。あるいはゼムリア大陸は《女神》の創造物ではない、とも言い換えられます。確かにそういう創世神話はない。《女神》はあくまで古代ゼムリア文明の時代の人々に《至宝》を授けただけですし、《空の女神》と呼ばれるように、元より地上にいる存在ではない。

 ただ一方で最初に書いた《転生》のシステムでは、魂は女神の元へ向かうようです。
 また《世界の枷》と呼ばれる現象についても、実際の女神とどう関係しているのか、謎は多いです。

 ところでエネルギー問題でいうと、ゼムリア大陸における近代の発展に欠かせないのが《導力》なわけですが、こちらもそれこそ「どーなってんの?」というエネルギーです。何しろ、時間でEPが回復すれば無限に使えるエネルギーという謎の現象です。
 近代の《導力》の発展は約50年前のC・エプスタイン博士の《導力革命》によるもので、その意味でゼムリア大陸での歴史は浅いのですが、一方で古代ゼムリア文明の遺物として発見される《古代遺物》のエネルギーも、仕組みは違うようですが、同じ《導力》で稼働するようです。もともと《導力》の発見自体、エプスタイン博士の《古代遺物》の研究によるものですし、《導力器》を動かすための《結晶回路》として、遺跡から発掘された古代の同様のパーツが使えることもあります。
 《導力》は、軌跡シリーズにおけるいわゆるファンタジー異世界の魔法にあたる《導力魔法》の源でもあるので、そういう意味ではゼムリア大陸と現実世界との一番の違いはこの《導力》であるといえます。
 その他の法則は、原則的には現実世界に即しています(厳密には、《特異点》等はその名のとおり例外として、《魔女》や錬金術、暗黒時代の魔導、霊脈などの架空の知識・技術体系もあるのですけども)。エネルギーの問題は現実でいえば「質量保存の法則」などがあると思うのですが、ブラックボックス的に引き出される《導力》はこの法則を乱しているともいえます。
 その意味で《導力器》が『どこ』から《導力》を引き出しているのか、というのは本来はかなり重要な問題ではないかと思うのですよね。
 現実世界でも化石燃料などは何十万年という地球の活動の遺物を現代の人間のわずかな歴史の中で消費していて問題になったりするわけですし。

 古代ゼムリア文明時代に作られた《古代遺物》も《導力》で動いていたということは、《至宝》もまた規模は段違いでも同様の力で動いている可能性があります。そして《至宝》は《女神》の力によるものです。つまり《導力》=《女神》の力? あるいは、《導力》も《至宝》も七つの属性に分かれています。そして《外の理》に連なる重要な存在であるマクバーンが《火焔魔人》であったように、《外》の世界も七つの属性に分かれていて、《導力器》が引き出している《導力》の源が《外》の世界だとしたら…。

 ちなみにC・エプスタイン博士が《導力》を発見した《導力革命》があった約50年前は、マクバーンがゼムリア大陸に呼び出された頃でもあり、《結社》が動き始めた時期でもあります。
 現在のゼムリア大陸における大きな事件において、近代における起点はある意味でこの辺りの年代に集中しているのではないかと思います。
 過去における起点はもちろん古代ゼムリア文明時代の《大崩壊》時代ですが、1200年も前に起因する問題が、同一の年代において事件化するというのも、普通に考えれば異様な話です。
 まぁ、これについて、ある意味で明確なファクターがあって、それは全てに《結社》が絡んでいることです。《結社》の目的自体が《至宝》の行く末を観測することにあるようなので、当然といえば当然なのですが、その《結社》が、《至宝》の一族などのように歴史の裏にずっと潜んで観測していたのではなく、この50年ほどで結成された組織であるというのは、考えてみるとこれ自体が異様な話だといえます。当然、その鍵を握るのは《盟主》のはずです。

 とりとめもなく書き散らかしましたが、案外まとまってたかな?
 この辺の根幹の謎の解明は、「創の軌跡」ではなく、その後の大陸東方を舞台とした作品に委ねられるんでしょうかねー。
 七耀教会の総本山であるアルテリア法国、エプスタイン財団や遊撃士協会の総本部があるレマン自治州の出番はあるのかなー。