2026年5月4日(月)
読み終わって感じたのは、「懐かしくて、愉快」という感情でした。昭和30年代の東京の街の風景が生き生きと描かれていました。作者のねじめ正一は詩人が原点だとは初めて知りました。
2000年4月、底本 新潮文庫。222ページ。
作品紹介(新潮社のサイトより)
高円寺駅北口「純情商店街」。魚屋や呉服屋、金物店などが軒を並べる賑やかな通りである。正一少年は商店街の中でも「削りがつをと言えば江州屋」と評判をとる乾物屋の一人息子だった――感受性豊かな一人の少年の瞳に映った父や母、商店街に暮らす人々のあり様を丹念に描き「かつてあったかもしれない東京」の佇まいを浮かび上がらせたハートウォーミングな物語。直木賞受賞作。