2025年7月27日(日)
日本映画専門チャンネルで放映を録画しておいて観ました。
2023年の日本映画。松本優作監督。東出昌大主演。他に三浦貴大、皆川猿時、和田正人、木竜麻生等出演。
実話作品。インターネット普及初期に現れた画期的な技術であったのに、著作権違反という犯罪者のレッテルを張られてしまったのは実に残念です。世界に先駆けた技術が不幸な形で潰されてしまいました。
僕の本作品の評価は5点満点で3.7です。
作品紹介(映画コムより)
ファイル共有ソフト「Winny」の開発者が逮捕され、著作権法違反ほう助の罪に問われた裁判で無罪を勝ち取った一連の事件を、東出昌大主演、「ぜんぶ、ボクのせい」の松本優作監督のメガホンで映画化。
2002年、データのやりとりが簡単にできるファイル共有ソフト「Winny」を開発した金子勇は、その試用版をインターネットの巨大掲示板「2ちゃんねる」に公開する。公開後、瞬く間にシェアを伸ばすが、その裏では大量の映画やゲーム、音楽などが違法アップロードされ、次第に社会問題へ発展していく。違法コピーした者たちが逮捕される中、開発者の金子も著作権法違反ほう助の容疑で2004年に逮捕されてしまう。金子の弁護を引き受けることとなった弁護士・壇俊光は、金子と共に警察の逮捕の不当性を裁判で主張するが、第一審では有罪判決を下されてしまい……。
金子役を東出、壇弁護士役を三浦貴大がそれぞれ演じるほか、吉岡秀隆、吹越満らが脇を固める。
ストーリー(ウィキペディアより)
2003年、ネット社会ではゲームや映画、音楽などを正規の料金を支払うことなく違法コピーするユーザーが200万人に達していた。それは、Winny(ウィニー)というファイル共有ソフトを悪用することで生まれた技術だった。警察は違法アップロードを繰り返す犯罪者たちを一斉検挙し、Winny開発者であるプログラマーの金子勇も京都府警に任意同行を求められた。
金子は、コンピュータ技術は天才的だが世間知らずで、純朴な青年だった。金子の無知を利用した警察は、Winnyの開発をやめるという誓約書と称して、著作権侵害に繋がる技術と認識していたという調書を自書させ、金子を帰宅させた。半年後に、著作権法違反幇助の罪で逮捕される金子。弁護を引き受けた弁護士の壇や桂たちは「開発者に罪はない」という主張のもとに裁判に挑んだ。
実は警察は、Winnyに仕込まれたウイルスによって、ハッカーに資料を盗まれた事実を隠蔽していた。金子が著作権侵害の蔓延を狙う危険人物だという筋書きは、Winnyを葬り去りたい警察にとって必要不可欠だったのだ。
一方、愛媛県警の交番勤務である仙波は、署内に横行するニセ領収書による裏金作りに憤っていた。裏金の実態を地元の弁護士会に話し、記者会見で告発する仙波。愛媛県警は否定したが、Winnyを利用したハッカーによって、裏金の内部資料が新聞社に送られ記事化された。しかし、執拗な嫌がらせを受ける仙波。
裁判で、著作権侵害を狙っていない事実をはっきり主張する金子。Winnyは逆に、仙波のように顔出しで告発する危険性から当事者を守り、匿名が可能になるソフトだったのだ。しかし、判決は150万円の罰金刑で金子は敗訴した。
エンジニアの道に戻るよりも、あっけらかんと上告を選ぶ金子。更に7年の歳月をかけて最高裁で無罪を勝ち取ったが、金子はその半年後に急性心筋梗塞により42才で死去し、弁護士の壇は形見の眼鏡を贈られた。