三浦しをん「光」読了 | ソンブーンのブログ

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2026年5月26日(火)

 

三浦しをんの「風が強く吹いている」を読んで、読後感爽やか記憶が残ったので、同じ著者の作品を読んでみました。

 

本作品は、「風が強く吹いている」とは全く異なり、憂鬱な気分になりました。心に大きな傷を負った主人公の人生はいばらの道でした。

 

2013年10月、集英社文庫。374ページ。

 

作品紹介(ウィキペディアより)

東京の離島・美浜島に暮らす中学生の黒川信之は同級生の美花と交際していた。同じく島に暮らす小学生の輔は、父親から虐待を受けており、気に掛けてくれている信之を兄のように慕っていた。唯一の宝物のカメラをいつも持ち歩いて、信之の後をついて歩いている。
ある夜、神社の境内で美花が男に犯されている現場に遭遇した信之は、激昂に任せて男を撲殺してしまう。その直後、島を大津波が襲い多くの人命を奪った。信之、美花、輔、他に数人の大人が生き残ったが、その大半は島を離れる。信之の罪は大災害の影と共に闇に葬られたかに思われた。
25年の月日が経ち、信之は公務員として働き、妻と幼い娘と共に平穏に暮らしていた。美花は本名を隠し、篠浦未喜という芸名で女優として大成していた。過去の経歴や素性を明かさないミステリアスな女優として人気を博している。そんな二人の前に、島で暮らしていた頃の面影はすっかり消え、低賃金の肉体労働に身を費やしている輔が現れる。25年前のあの夜、信之が殺人を犯した瞬間をカメラに収めていた輔はその写真をネタに執拗に付き纏い、美花をも脅迫する。