青山文平「父がしたこと」読了 | ソンブーンのブログ

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2024年9月17日(火)

 

時代小説の人気作家の青山文平。文章が淡々としているのに、物語の構想がしっかりしているので、読んでいる最中も読み終わった後も安定感を感じますね。

 

主人公もその父も芯のある武士という印象を持ちました。こういう漢に憧れます。

 

それにしても孫の恩人であり、藩主の手術まで成功させた名医を殺さなければならない程の藩主の呻き声の内容とは何だったのでしょうか?読み終わって、とても気になります。

 

2023年12月、角川出版。250ページ。

 

作品紹介(角川のサイトより)

目付の永井重彰は、父で小納戸頭取の元重から御藩主の病状を告げられる。居並ぶ漢方の藩医の面々を差し置いて、手術を依頼されたのは在村医の向坂清庵。向坂は麻沸湯による全身麻酔を使った華岡流外科の名医で、重彰にとっては、生後間もない息子・拡の命を救ってくれた恩人でもあった。御藩主の手術に万が一のことが起これば、向坂の立場は危うくなる。そこで、元重は執刀する医師の名前を伏せ、手術を秘密裡に行う計画を立てるが……。御藩主の手術をきっかけに、譜代筆頭・永井家の運命が大きく動き出す。