インド映画「伝説の女優 サービィトリ」 | ソンブーンのブログ

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2024年1月24日(水)

 

映画専門チャンネルのムービープラスで放映を録画しておいて観ました。

2018年のインド伝記映画。ナーグ・アシュウィン監督・脚本・原案。キールティ・スレーシュ主演。

南インド出身の実在した大女優の半生を描いた実話作品。歌と踊りの好きな女の子が苦労して映画出演のチャンスを掴み、人一倍の努力によってインド映画の頂点に立つが、その後没落していく様は正に栄枯盛衰そのもの。

僕の本作品の評価は5点満点で3.7です。

 

ストーリー(ウィキペディアより)

スター女優のサーヴィトリはバンガロールで意識を失い病院に搬送され、1年間昏睡状態に陥っていた。プラジャヴァニ英語版)の女性記者マドゥラワーニは編集長からサーヴィトリの記事を書くように指示され、彼女との同行を志願したアントニーと共にサーヴィトリの夫ジェミニ・ガネーサンの自宅に向かう。2人はそこで出会った老写真家のケーシャヴァからサーヴィトリからの手紙を受け取り、手紙の中に彼女の過去を知っていると思われる「シャンカライヤ」という人物に関する記述を発見して調査を始める。マドゥラワーニはサーヴィトリの病室に入り込み、彼女の伯母がサーヴィトリの息子に母親の過去を話している姿を目撃する。

1942年のヴィジャヤワーダ。夫と死別したスバードランマは娘のサーヴィトリを連れて姉ドゥルガマンバとチョーダリー夫妻の家で暮らし始め、サーヴィトリは同地でスシーラと親友になった。成長したサーヴィトリはダンスを学び、スシーラと共に舞台に出演するようになった。しかし、映画の台頭により舞台の人気は下がり、チョーダリーはサーヴィトリを映画女優にするためマドラスのに向かうが、14歳という若さとタミル語が話せないという理由で出演の機会を得ることができなかった。そんな中、キャスティング部門で働くジェミニ・ガネーシャンと出会い、サーヴィトリは彼に宣伝用の写真を撮ってもらう。1年後、ジェミニの写真を見たチャクラパーニにスカウトされ主演デビューすることになったが、台詞を何度も間違えて監督のプラサードを怒らせてクビにされてしまう。しかし、サーヴィトリは歌とダンスの才能を見出されて別の映画で女優デビューを果たした。

女優デビューしたサーヴィトリはタミル語を覚えることに苦労していたが、共演者となったジェミニの協力でタミル語をマスターし、彼と共にスター俳優の道を進んでいく。やがて2人は互いに想いを寄せるようになるが、ジェミニは既婚者で子供もいたため結婚することはできなかった。ジェミニはサーヴィトリに自分の想いを伝え結婚に踏み切るが、チョーダリーは既婚者との結婚を認めずサーヴィトリと絶縁する。サーヴィトリは結婚を機に女優を引退しようと考えるが、チャクラパーニに説得され引退を思い留まり映画出演を続ける。やがてサーヴィトリは映画業界で不動の地位を確立するが、人気が落ち始めたジェミニは彼女に嫉妬して酒浸りになっていく。

女優として名声を得たサーヴィトリは周囲の人々に誘われ監督デビューすることになるが、初監督作の公開初日にジェミニが浮気していたことが発覚する。激怒したサーヴィトリはジェミニを屋敷から追い出し、彼と同じように酒浸りになりアルコール依存症に陥ってしまう。次第にサーヴィトリの周囲には財産目当ての人々が集まり始め、彼らに言われるまま借金を重ねた結果、国税局から財産を差し押さえられてしまう。追い打ちをかけるように母と死別し、飲酒を止めさせようとした娘と口論になり誤って火事を起こしてしまう。病院に搬送されたサーヴィトリはチョーダリーと再会して和解し、禁酒と娘を結婚させることを約束する。退院したサーヴィトリは売り払い、小さな役柄で映画業界に復帰する。彼女は依存症患者のためのリハビリ施設を開設しようとするが、所得税の申告漏れが発覚して国税局から追徴税の支払いを求められ、友人たちに助けを求めるが拒否されてしまう。翌日、サーヴィトリは息子を連れてバンガロールを訪れ、そこでジェミニに電話をかけるが、話をする前に切電してしまう。サーヴィトリは止めていた酒を飲み出し、昏睡状態に陥ってしまう。

マドゥラワーニは調査を進める中でアントニーへの想いを強くしていく。彼女は父が決めた結婚を断りアントニーの元に向かい、彼が他の女性と結婚するのを阻止しようとするが、結婚するのはアントニーの妹だったことが判明する。勘違いに気付いたマドゥラワーニは戸惑うが、想いを伝えたことでアントニーと結ばれる。調査の結果を記事にしたマドゥラワーニはサーヴィトリの病室を訪れ、彼女が長年探していた亡父のことが書かれた記事を手渡し、病室を後にする。サーヴィトリは昏睡状態のまま意識が戻らず、1981年12月26日に死去したことが語られる。回想の中でサーヴィトリは「シャンカライヤ」と書かれた石像の側でスシーラと語り合い、彼女に「映画の中でまた私に会える」と告げる。