2023年12月11日(月)
題名に惹かれて読みました。一話が数ページで完結するので、読みやすいのですが、内容が薄くなる分、物足りなさが残りました。オチを思いついて、無理矢理に物語を作り上げたという感のある作品もありましたね。
「このミステリーがすごい!」編集部 編。
2021年3月、宝島社発行。206ページ。
作品紹介(宝島社のサイトより)
真っ白なのに汚れている、かわいそうなうさぎ。ぼくになついたかわいいその子を、ぼくは一人で飼うことにした。「かわいそうなうさぎ」武田綾乃。京都市内にある、静かで素敵な喫茶店で、大好きな彼が私に切り出したのは――。「フレンチプレスといくつかの噓」岡崎琢磨。人間国宝の陶芸家が焼死体で発見され、妻が自分の犯行だと自供した。寺の和尚が解き明かす、事件の意外な真相とは? 「盆帰り」中山七里。3分であっと驚く珠玉のどんでん返し、16作品を収録!