真保祐一「繋がれた明日」読了 | ソンブーンのブログ

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2023年10月30日(月)

 

ふとしたことで19歳で人を殺して刑務所に入った主人公が6年強の後に仮釈放されてからの物語。本人も辛いが、彼の家族の生活が破壊されて、精神的にも追い詰められてしまうということを本書を読んで実感。又、被害者の家族も憎しみを持ち続け、今までの生活を営むことができなくなる様子も見事に描写されていて、どのページを読んでも息苦しくなりました。

 

2023年5月、新装版 朝日文庫。515ページ。

 

作品紹介(朝日新聞出版より)

この男は人殺しです――。仮釈放となった中道隆太を待ち受けていた悪意に満ちた中傷ビラ。いったい誰が何の目的でこんな仕打ちをするのか?孤独な犯人探しを始めた隆太の前には巨大な“障壁”が立ちはだかった……。殺人者が社会復帰を果たすすべはあるのか、そして、家族を奪われた者はどうすれば救われるのか。加害者と被害者、それぞれの“罪と罰”の意味を問うサスペンス巨編。《解説・児玉清》