今野敏「オフマイク」読了 | ソンブーンのブログ

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2020年10月12日(月)

 

警察小説が得意な今野敏。本作品では、若手警察官とテレビの報道番組担当デスクの2人の視線から事件に迫るという展開です。報道番組所属の記者「布施」が魅力的なキャラでいい味出しています。

 

2020年7月、集英社発行。354ページ。

 

作品紹介(集英社のサイトより)

 

警察小説の旗手・今野さんが描く『オフマイク』は、嗅覚の報道記者・布施と執念の敏腕刑事・黒田がタッグを組む“スクープ”シリーズの最新作です。

今回の事件は、二十年前に起こった大学生の自殺が、どうやら現役大物政治家の黒い繋がりと関係しているのではないか、という情報が黒田の同期で捜査二課の多岐川からもたらされるところから転がり出します。
一方、布施が担当する報道番組「ニュースイレブン」にもきな臭い話が。人気キャスター・香山の引き抜き話に加えて、番組打ち切りの噂に、関係者たちはにわかに浮足立ちます。
そんななか布施だけは、いつものようにどこ吹く風で気になる事件を追い続け、それにヒントを得た黒田は捜査線上にある一人の男を見つけ出し──。

夜の街を飲み歩き、面白そうな話に顔を突っ込む飄々としたスタイルの布施と、頑固一徹で未解決事件の解決に突き進む黒田は、実はどちらも今野さんの持つ側面のような気がします。
加えて布施と黒田がよく会う居酒屋「かめ吉」にも、なんとなくモデルがあるような……。
色々と想像をしながら、先の展開を味わっていただきたい一作です。