2020年9月15日(火)
黒川博行の「疫病神シリーズ」のドはまり中です。このシリーズの最新作が本作品です。本作品では、腐敗した警察OBと彼らと結託したヤクザが有料老人ホーム・オレオレ詐欺・歯科診療の保険金詐欺で暴利を貪るのに対し、主人公2人が対決するという展開です。
主人公2人の内、ヤクザの桑原は正義感からではなく、金の匂いを嗅ぎつけて、この事件を追いかけるのですが、彼の食いつきようはピラニア・スッポンのようです。今回は最後半に彼がヤクザの下っ端に拳銃で撃たれて重傷というショッキングな場面もありました。
僕は今腰痛治療中なのですが、本作品での主人公2人の会話の漫才のような面白さに爆笑を繰り返し、腰痛を更に悪化させるという状況でした。
2018年6月、文藝春秋発行。509ページ。
作品紹介(文藝春秋のサイトより)
「待たんかい。わしが躾をするのは、極道 と半グレと、性根の腐った堅気だけやぞ」
疫病神シリーズの名コンビ、桑原と二宮が帰ってきた! 今度の標的は警察官OBが作る自称・親睦団体の「警慈会」。老人ホームにオレオレ詐欺……。老人を食い物にする腐り切った警察OBに二人は挑むが、二宮は拉致、桑原は銃撃を受け心肺停止になってしまう。
「おまえ、おれを脅しとんのか」「脅し? わしは値踏みをしてるだけや。おまえがどれほどのワルか、をな」「社会のダニが一人前のことをいうやないか。ダニはダニらしいに、女のヒモになるか、シャブの売人でもして食うたらどうや」「わしはダニかい」「ダニはいいすぎた。クズや、おまえは」警察OBのドンを相手に一歩も引かない桑原と二宮を待つ運命は? ドンデン返しに次ぐドンデン返しのスピード感がたまらない、疫病神シリーズ間違いなしの最高傑作。