2020年9月7日(月)
黒川博行の「疫病神シリーズ」の「破門」を読んで一度にファンになってしまいました。その続編に当たる本作もエンタメ小説ど真ん中という作品でした。主人公2人も悪人ですが、政治家とその秘書達はそのあくどさが際立っており、彼らを追い詰めていく部分に痛快感さえ感じました。主人公2人の会話の面白さは、漫才そのものでした。因みに題名の「すてごろ」とは素手で行う喧嘩のことを指すようです。
平成31年4月、角川文庫発行。434ページ。
作品紹介(角川書店のサイトより)
最〈凶〉コンビが迎える史上最悪のピンチとは……「疫病神」シリーズ第6弾
ヤクザ絡みの依頼を請け負った二宮がやむを得ず頼ったのは、組を破門された桑原だった。議員秘書と極道が貪り食う巨大利権に狙いを定めた桑原は大立ち回りを演じるが、後ろ盾を失った代償は大きく――?