2019年8月7日(水)
Youtubeで予告編を見て、どうしても作品を観たいと思いました。
2018年製作のレバノン・人間ドラマ映画。ナディーン・ラバキー監督。ゼイン・アル・ラフィーア主演。2018年の第71回カンヌ国際映画祭で審査員賞とエキュメニカル審査員賞受賞作品。
作品の舞台はレバノンの首都、ベイルート。心と魂が揺さぶられる程の感動を覚えました。主人公の少年(推定12歳)の人生への絶望感に胸が押しつぶされる思いがしました。本作の監督と主演の少年を含めた出演者の演技に鳥肌が立つほどの共感を覚えました。まるでノンフィクションのドキュメンタリー番組を観ているような錯覚を覚える程のリアリティを感じました。映画のタイトルの「存在のない」というのは、両親が出生届も役所に提出していない・・・登録上は存在していない子供達という意味です。
僕の本作品の評価は5点満点で4・5です。
作品紹介(映画コムより)
長編デビュー作「キャラメル」が高い評価を得たレバノンの女性監督ナディーン・ラバキーが、貧しさゆえに親からまともな愛情も受けることができずに生きる12歳の少年の目線を通し、中東の貧困・移民問題を抉り出した人間ドラマ。中東の貧民窟で暮らす12歳のゼインは、貧しい両親が出生届を提出していないため、IDを持っていない。ある日、ゼインが仲良くしていた妹が、知り合いの年上の男性と強制的に結婚させられてしまい、それに反発したゼインは家を飛び出す。仕事を探そうとしたがIDを持っていないため職に就くことができない彼は、沿岸部のある町でエチオピア移民の女性と知り合い、彼女の赤ん坊を世話しながら一緒に暮らすことになる。しかしその後、再び家に戻ったゼインは、強制結婚させられた妹が亡くなったことを知り……。2018年・第71回カンヌ国際映画祭で審査員賞とエキュメニカル審査員賞を受賞。