2019年5月28日(火)
原田マハは僕の大好きな作家です。特に画家を主人公にした小説は、彼女のキャリアから他の作家が真似の出来ないレベルで、いつも感心させられます。本作品は、ゴッホと彼を生涯支え続けた弟テオが主人公の作品です。不器用で生真面目過ぎる生き方しかできないゴッホと、彼を支えながらも自らの生活・人生も大切にしたい弟テオの心の葛藤が胸を打ちます。
2017年10月、幻冬舎出版。408ページ。
作品紹介(幻冬舎のサイトより)
誰も知らない、ゴッホの真実。 天才画家フィンセント・ファン・ゴッホと、商才溢れる日本人画商・林忠正。 二人の出会いが、〈世界を変える一枚〉を生んだ。 1886年、栄華を極めたパリの美術界に、流暢なフランス語で浮世絵を売りさばく一人の日本人がいた。彼の名は、林忠正。その頃、売れない画家のフィンセント・ファン・ゴッホは、放浪の末、パリにいる画商の弟・テオの家に転がり込んでいた。兄の才能を信じ献身的に支え続けるテオ。そんな二人の前に忠正が現れ、大きく運命が動き出すーー。『楽園のカンヴァス』『暗幕のゲルニカ』の著者による アート小説の最高傑作、誕生! 2018年 本屋大賞ノミネート!