2019年5月5日(日)
歴史小説にミステリー・サスペンスの要素を加えた斬新な作品でした。作品の結末に向けて、徐々にミステリーの核心に進んでいくので、次はどうなるのか?が楽しみで読み進めました。歴史小説好きにもミステリー・サスペンス小説好きにもお薦めの作品です。
2016年3月、新潮社発行。406ページ。
作品紹介(新潮社のサイトより)
大地震や富士の大噴火が続くなか、佐渡島の鉱山開発、貨幣改鋳の断行など財政の舵取りを担った荻原重秀。辣腕勘定奉行は解任され、その翌年、落命した。二十年の時を経て、その死の実態を記した文書が出回る。荻原の近くにあった父に不信感を拭えず、娘のせつは佐渡を目指す。歴史の暗部と父子の葛藤を見事に描き切った超大作。