11月26日(月)
原田マハの作品を読み始めて、3作目ですね。「奇跡の人」、「太陽の棘」という感動作とは趣が異なった作品でした。
主人公の出生に原因があったわけですが、京都という土地に魅入られる人は決して少なくないでしょうね。特に歴史、着物、伝統工芸のみならず、和食や和菓子にも瞠目すべきものが沢山ありそうですから。
2015年3月、PHP研究所発行。377ページ。
作品紹介(PHP研究所のサイトより)
「美しさ」は、これほどまでに人を狂わすのか。
たかむら画廊の青年専務・篁(たかむら)一輝と結婚した有吉美術館の副館長・菜穂は、出産を控えて東京を離れ、京都に長逗留していた。妊婦としての生活に鬱々(うつうつ)とする菜穂だったが、気分転換に出かけた老舗画廊で、一枚の絵に心を奪われる。強い磁力を放つその絵の作者は、まだ無名の若き女性画家だったのだが……。彼女の才能と「美」に翻弄される人々の隆盛と凋落を艶やかに描く、著者新境地の衝撃作。
解説:大森望