10月30日(火)
第151回芥川賞受賞作品。前日読んだ羽田圭介「スクラップ・アンド・ビルド」と言い、本作品と言い、芥川賞受賞作品というのは、とらえどころのない作品が受賞作品として選ばれる傾向があるのでしょうか?僕には、文学作品がわからないせいなのか、本作品の良さが今一つ分からなかった。
文藝春秋発行。140ページ。
作品紹介(ウィキペディアより)
〈わたし〉の弟の太郎は、自分のアパートで、不審な女を発見する。「辰の部屋」(このアパートは各室に干支が部屋番号の変わりにふられている)に住む「西」という苗字の女流漫画家だ。西は、若い頃に見た写真集『春の庭』に未だ魅せられ続けており、その撮影現場である近所の水色の屋根の家に異様な関心を示している。そして、その家に住む一家と近づきになることに成功し、西は家のあちこちを確認する。しかし、彼女が特に魅かれた黄緑のタイルの貼られた風呂場に入る口実がみつからない。そこで西は、太郎をまきこみ、ホームパーティーの時に事故を装って風呂場を使用できる状況をつくろうとする。そして、思い通りの展開とはいかないが、風呂場に入ることに成功する。その後、その一家は引っ越すことになり、家はふたたび空き家になる。面倒を嫌がる性格だった太郎は、写真集のあの庭に不法侵入し、父の遺骨を砕いた乳棒と すり鉢をそこに埋める。