東山彰良「路傍」 読了 | ソンブーンのブログ

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5月6日(金)


昨年度の直木賞受賞作品「流」を読んでから、作者の他の作品も読んでみたくなりました。


「路傍」は、第11回大藪春彦賞受賞作品です。


作品の舞台は千葉県船橋。28歳のどうしようもない半グレのチンピラが主人公、矢野です。彼とダチの喜彦の二人の喧嘩、酒、女等のどうしようもない、行き当たりばったりの日々を描いたものです。内容は、下品で下劣です。

然しながら、作者の文章は、驚くほど軽やかで、躍動感があるので、小気味良いリズムさえ感じました。

彼が台湾人であることを知ると、彼の文章能力に敬意を覚えます。


集英社発行。217ページ。


書籍説明(リーダース・ストアのサイトより)

【第11回大藪春彦賞受賞作】俺、28歳。金もなけりゃ、女もいない。定職にも就いてない。同い年の喜彦とつるんでは行きつけのバーで酒を呑み、泥酔したサラリーマンから財布を奪ったりしてはソープランドへ直行する日々。輝いて見えるものなど何もなかった。人生はタクシーに乗っているようなもので、全然進まなくても金だけはかかってしまう。そんな俺たちに今日も金の臭いがするトラブルが転がり込む。