6月1日(月)
本号は、全部で704ペ ージ。特集は、「虫愛」で、川瀬七緒の「伝説の昆虫コレクターを訪ねて」。
虫が大好きという人が世の中には、結構いるんですね。
小池真理子と藤田宜永夫婦の「渡辺淳一さんのこと」は、渡辺淳一の生〃しい一面を伝えています。どうも小池真理子を口説いていたのかな?
新連載の香納諒一「刑事群像」はいいですね。第一話で、読者の心を掴んだのではないでしょうか。次回の展開が愉しみです。
ニュウエーブ読みきりと称した読みきり短編小説においては、横関大の「幽霊」が秀逸でした。幽霊が出るというアパートの謎解きになるほどと共感を覚えました。
又、同じく読みきり短編で、織守きょうやの「石田克志は暁に怯えない」は、法律の盲点をついてでも、自分の子供の病気を治す資金をつくりたいという若い父親の親心が胸を打ちます。
連載ものでは、富樫倫太郎の「風の如く」第9話が良かった。幕末の長州は、藩の存亡を掛けて、維新に突き進む様子が面白い。長州は、薩摩以上に、幕府を倒し、新生日本を構築した立役者であったことが良くわかる作品です。