1月14日(水)
本号は全部で640ページ。本号の特集は、103歳で未だ現役挿絵士の中一弥さんのインタビューと前立腺癌で亡くなった渡辺淳一氏への哀悼文として同時代の作家である五木寛之が寄稿したものを掲載されていた。
本号で最も楽しめたのは、曽根圭介の「タツマキ 特命捜査対策室5係」
5月号で前半を、本6月号で後半という2号で完結。文章のタッチが軽快で、登場人物のキャラが立っている。どの登場人物も一癖も二癖もある性格の濃厚な人ばかり。特に、主人公の上司である辰巳真紀という女性刑事の男も凌ぐ特徴と性格は、本小説にはピッタリ。嫌味十分だけど、何故か憎めない。
柳広司の「ナイト&シャドウ」の最終回は、主人公が格好良すぎで、まるで漫画コミックのヒーローみたいなところに物足りなさがあった。胸がスカっとする場面で小説を締めくくったので、まーいいか?
小松エメルの「小言頼み」は新鮮組の井上源太郎という一隊士を描いた読みきりの短編小説。
個人的には新鮮組は大嫌いです。彼らが、数多くの有為な勤皇の志士を殺した殺人集団だったからです。なぜそのような殺人者集団にファンが多いのか、理解に苦しみます。伊藤博文を暗殺した韓国人を讃える韓国人と中国人と同様に不愉快になります。
連載物では、富樫倫太郎の「風の如く」第7回は、面白い。幕末の長州藩が舞台です。批判はあるかもしれませんが、今の日本を作ったのは、間違いなく長州藩と薩摩藩です。特に長州藩は一貫して幕末日本の転換に貢献し、その為に多大な犠牲を払ってきたのは事実です。新鮮組以上に、小説・映画で取り上げられるべきだと思います。