小池真理子「無花果の森」 読了 | ソンブーンのブログ

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1月4日(日)


全部で485ページ。元々は日本経済新聞の夕刊(2009年12月9日から2010年12月14日)に連載小説として掲載されていたもの。


日経新聞の朝・夕刊をセットで配達してもらっていたが、気になった時だけ読むというスタイルだったので、この機会に全編を読んでみた。


亭主の家庭内暴力に苦しんだ妻が家出をして逃げた岐阜県の小さな町で、無実の罪を被された元新聞記者の男と偶然に出会い、恋をするという話。


小池真理子の小説は、大なり・小なり、この種の小説が多い。新聞に掲載されていた時には、何か切ない気持ちにさせられた記憶があったが、世の中から逃げて、先の見えない絶望的な状況の中で見つけた恋が一筋の光を彼女に与え、彼女の再生に繋がるという展開は、多くの読者にも共感されたのではないか。


アマゾンでの本作紹介

夫の暴力から逃れ失踪した女が、身を潜めた地方都市の片隅で生き抜く姿を静謐な文体で描ききり、現在に生きる人が抱え持つ心の闇に迫った力作長編! 絶望と希望、生と死の境界に怜悧に斬り込んだ著者の新境地!