小説現在12月号 読了 | ソンブーンのブログ

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3月9日(日)


全690ページ。出版社である講談社が好きなので、小説関連月刊誌の中では小説現在が一番好き。


第8回小説現在長編新人賞受賞作の中澤日菜子の「お父さんと伊藤さん」は、読み易かった。但し、何か大きなテーマがあるわけでもなく、日常生活が描かれているというのが、僕としては多いに物足りない。


連載では、本当に面白いものがいくつもあり、これからの展開が楽しみ。特に、葉室氏の作品は、本当に秀逸。

井上夢人の「逆立ちするクロノス」

葉室 麟の「山月庵茶会紀」



読みきりの短編小説には、小気味の良い切れ味の小説があった。

竹吉 優輔の「ダザイの話」

葉真中 顕の「推定冤罪」

円居 挽の「定跡外の誘拐」

小松 エメルの「頼越人」


丁度雑誌の中ほどに8ページの斎藤 薫の「男のカガミ」というエッセイが毎号面白い。

彼女のアドバイス。「大人の男の好感度は、自分というものを上手に引っ込めた時に生まれる。自分を熱く語らない男に、支持がやってくるのである。」男というのは、自分自慢が好きで、聞いている方は、嫌になるという話。参考になります。