先日の皐月賞はミュージアムマイルが鮮やかな勝利をおさめた。
モレイラ騎手が素晴らしい騎乗をして馬がそれにこたえる素晴らしい勝利だった。
一方で1番~3番人気馬が不利を受け3人の騎手に過怠金が課せられるという少し後味の悪い競馬となった。
先日の回顧に加えて備忘録として記しておきたい。
過怠金の制裁
①横山武騎手(過怠金5万円)
1コーナーでマスカレードボールが十分なスペースがないのに馬と馬の間に割って入った。その際にエリキング、フクノブルースカイ、サトノサンシャインが不利を受けたという内容。パトロールビデオを見ると確かに割って入ろうとしているが騎手というより馬同士がケンカしている。エリキングが割って入ってきたマスカレードボールにケンカを売って外に弾いている。その影響でマスカレードボールは外に張ってフクノブルースカイが致命的な不利を受けている。その余波でサトノサンシャインに接触。横山武騎手はスペースがあると判断したんやろうけどエリキングが噛みついてくるとは・・・。いちばん不利を受けたのはフクノブルースカイでサトノサンシャインが受けた不利は大きくはない
②津村騎手(過怠金3万円)
向こう正面でニシノエージュントが外側に斜行しジョパンニ→ミュージアムマイル→サトノサンシャインの順で不利を受けたという内容。レース後、モレイラ騎手が道中スムーズでなかったとコメントしたのはこのことだろう。馬にはバックミラーがついてないので後ろは見えないけどニシノエージュントの明らかな斜行に見える。ここでも不利を受けたサトノサンシャインの不利は大きくなかったが気の毒。このあとエキサイトしたのかジョパンニがミュージアムマイルにケンカを売っている。そしてミュージアムマイルがやり返してジョパンニの位置取りが一列後ろになった。これが無ければジョバンニは3着あったと思っている。ちなみに4角でも弾かれてるが(・∀・)。前述のエリキングと同様、レース中に馬同士がケンカすることは間々ある。
③横山和騎手(過怠金3万円)
アロヒアリイが3角で内に斜行しドラゴンブースト、クロワジュノールが不利を受けたという内容。正確に言うとアロヒアリイが内に切れ込み気味にコーナリングしたためドラゴンブーストが内に寄りクロワジュノールがブレーキをかける形になっている。斉藤調教師はあれがなければ勝っていたとコメントしている。確かに勝負処でブレーキ&再加速はそれなりに削られたと思う。クロノの北村騎手は「競馬なんで仕方ないですが・・・・」とのコメント。
GⅠレースはその他重賞と違いタフな競馬になる。誰も悪意をもってやっているわけではない。今回、誰が悪いとかいう話ではない。
総括としては、
不利を受けて次走以降見直せる馬・・・クロワジュノール、ジョパンニと思っている。