えーっと、ご自分が中学生とか高校生とかの頃を想像してください。
日本語がほとんどわからない外国人が、転校生としてクラスに来ました。
あなたはその外国人の面倒を見ることになるんですが、
この外国人、日本語わからないから授業に出てもノートがとれない。
で、あなたは自分のノートをその子に差し出し、なんて言う?

「ノート貸したげようか?」このシチュエーションはまさに、私がイギリス人学校に行き始めた頃のこと。1対1の会話なら相手が手加減してくれるからなんとかなっても、1対大勢の英語にはなかなかついていけず、授業でノートをとるのは至難の業。化学の授業で私が困っていたら、クラスの優等生ちゃんがこういいました。"Do you want to borrow my book?" (ノートのことをイギリスの学校ではbookといいます)あなたは私のノートを借りたいか、だと?な、なんか尊大じゃないのさ。かんじわるー。と、英語わからないくせにそんなことを思ってたんですけど、英語ではこれが普通。冒頭の日本語をそのまま訳すと shall I lend you my book? になりますが、これってあまり聞かない。そう言わないことはないんだろうけど、こういう状況の時は英語と日本語では「主体」が逆なんですわ。私が貸す、ではなく、あなたが借りる。こっちが「貸して♪」とお願いしたいときも一緒。頻度的には can you lend me...(貸してくれる?) よりも can I borrow...(借りてもいい?) のほうが普通に使われてたな。英語と日本語では、貸し借りのバランスが違うんでしょうか。「あなたは私のノートを借りたいか?」日本語でいう、貸して「あげる」「くれる」、といった「恩」がからんだようなニュアンスが感じらせませんねえ。そんなニュアンスはともかく、優等生ちゃんがこう言ってオファーしてくれて以来、半年以上にわたって化学も物理も彼女のノートを借り続けてました。おかげで及第いたしました。だって優等生ちゃんのノートだもーん(笑)。↓クリックぷりーず。さんきゅう♪blog ranking