えー、絶対音感を持つがゆえにお困りの方、
いらっしゃいませんでしょうか。

わたくし、絶対音感保持者です。
いや、「でした」と過去形で言ったほうが正しいですけど。絶対音感とは、ある音を聴けば、基準となる音がなくても「これはラ」とか「これはミ」とかわかる音感のことです。自分の脳に絶対的なドレミファソラシドが入っている状態。英語では普通 perfect pitch といいます。音楽のテストで「聴音」をやった方もいるでしょう、突然ポンと出された音を当てる、とか、簡単なメロディーを聴かされて楽譜に書きなさい、とか。絶対音感があれば、そんなのお茶の子サイサイなわけですが、あって役に立つのはこんな場合ぐらいのこと。ものすごく敏感な絶対音感を持つ人は、日常生活においてはジャマなことのほうが多いのです。ものの本によると、絶対音感は後天的に開発される能力らしいのですが、私は訓練した記憶が一切なくて、うんと小さい頃から「絶対音感人」でした。だから、周りの人も皆、同じように聴こえてるんだと思ってました。そうじゃないことに気づいたのは、ずいぶんあとのこと。幼稚園で習った歌を、当時持っていた木琴でたたいてみたり、小学校高学年にもなれば、歌謡曲をコード付きでピアノで弾いてみたり。伴奏がピアノ独奏なんて曲は、もうカンペキに再生できましたね。・・・って自慢してるんじゃないのよ。子供の頃から絶対音感持っている人って、誰でもこれくらいのことはできると思うの。メロディのある「音楽」だけでなく、救急車のサイレンの音も、虫の声も、山手線の駅のホームで電車のドアが閉まる前になる短い音楽も、ぜーんぶドレミファで耳に入ってくるわけです。うるさいったらありゃしない。入ってくる音は全てそんな状態だったので、私には「音楽を聴きながら勉強」なんて絶対ムリ。耳から入ってくる情報量、多すぎます。ま、こんな話をするために今日のログを書いているわけではありません。これにからんでビックリな体験があったのですよ、つい最近。でも長くなるので、本日は前フリのみでシツレイします。つづく。<絶対音感のナゾ その2blog ranking