今月のお仕事、ワタシ的トップ5の3つが終わる頃には
ぐったりしているんじゃないかと思っていましたが、今のところ平気。

私には大変でも、大多数の通訳さんにとっては普通レベルなんだと思いますが、
恥を偲んでちょっとご紹介。その1は、某大企業で、2日間に渡る社内向けプレゼン。経営状況の話から各事業の内容、新規プロジェクトなどなど、この2日を聞けばここの会社でやっていることがほぼ見える、てな充実度。日本語のプレゼンを、海外支社のガイジンさんたちのために同時通訳。私はここの会社の仕事は初めてだから、○○を扱っている、ということ以外何も知らない。なにより、普段は逐次ばかりで同時通訳はやらないし(同通デビューは8年ほど前だけど、最近は会議やTV出演時にウィスパリングやる程度)それに通訳学校に行ったことがないので、自主トレ以外に同通訓練の場を経験していない。いったん「やりまっせ」と言ってからハタとわが身を振り返り、やっぱ私じゃマズイでしょー、他の確実な方のほうが、と発注者サマに言ったんですが、諸々の事情により、私にさせたかったらしい。(たぶん上手い通訳さんたちが出払ってたんだと思う)通訳らしきことをやって最初にオカネをいただいてから、早20年。ずっと専業ではないものの、いろんな立場でいろんな通訳をやりつつ今日に至っておるわけですが、だいたいなぜ通訳学校に行かなかったかというと、わたくし、世の中のこと=政治とか経済とか国際情勢とかに、ぜんぜん興味がなかったんですっ(キッパリ)はい、過去形です。去年独立して再び通訳もやるようになってからは、そうも言っとれんだろう、と少しは意識して見聞きするようになっておりましたが。(でもまだかなり低レベル)通訳学校では、最終的には国際会議とかTVニュースでの同時通訳、のようなところを目標として私の興味外の内容を教材としますから、どうも食指が動かず、門をたたき損ねたわけです。で、企業の経営の話なんか日本語で聞いたって、わたくしチンプンカンプンなわけですよ。一応これでも会社勤めをしていた時期もあったのですが、そういうビッグピクチャーには全然興味なかったし。なのになのに、お引き受けしてしまったので(=辞退しても受け入れてもらえなかったので)、かなり必死で勉強しました。先方の会社と私に発注してくれた人に対して、絶対に迷惑をかけるわけにはいかん!と。通訳現場に出る前はいつも勉強が必要ですが、この必死ぐあいは、学生時代最後の卒業試験以来かも。ありがたいことに、丸2日分のプレゼン資料の5割くらいは事前にいただいてました。必死にそれを読み込み、更にサイトにアップされていたその会社の決算報告会ビデオ(日&英)をテープ起こしせんばかりに聞いたり読んだり書いたり・・・(ぜーぜー)しかし、1日目の午後の分がまるごと本番の前日に出てきました。ざっと目を通したものの、この会社固有のプロジェクトの話で、なにがなにやらサッパリ・・・。本番前日の夕方、先方の担当者の方が1時間ほど時間をとって説明してくださることになったので「すみません、ぜんっぜんわからないんです、このプロジェクトの話。 個別のスライドについてお聞きする時間がないので、プロジェクト全体として何をやろうとしているのか 基本だけ教えて下さい」とお願いしました。本当にラッキーかつありがたいことに、この担当者さんがとっても頭のいい方で、とても要領よくシロウトの私に説明してくださった。おかげでなんとか全体像が見えました。基本がわかれば、あとは結構理解できるもんですねえ。で、本番はどうだったかというと、思っていたほど緊張もせず、大ポカをやることもなくなんとかやりおおせました。ホッ。もちろん私の同通パフォーマンスはまだまだ改善の余地おおありですが、全部が終わった後、担当者さんが「また次回もお願いします」と言って下さって、まずは一安心。今回はパートナーの通訳さんと2人体制。彼女には、私が同通シロウトであることをあらかじめバラしておいて、「ご迷惑かけるかもしれませんがヨロシク」とお願いしておきました。1日目午前のセッションが終わったとき、彼女いわく、「度胸ありますね~。最初、あれ大丈夫かな、と思ったけど、全然動じないで持ちこたえてましたね~」と。はは。あきれられてたんでしょうけどね。舞台度胸はいいんですよ、昔から。内容をここでしゃべれないのが残念ですが、この会社、実は前から興味を持っていて(だから最初ホイホイと引き受けてしまったのかも)私にとってはひじょーに楽しい内容もありました。←あ、かなりマニアックな内容かもそんな楽しさもさることながら、要領いい説明と感じのいい対応をしてくださった担当者さんと(これ大事、感じ悪いクライアントもいるらしいから)優しいパートナー通訳さんに救われて(これも大事、コワイお姉さま方もいらっしゃるらしいから)終えられたお仕事でした。↓おつかれさん、と思って下さった方はクリックしてくださいましblog ranking