さっきのひとりごとにいただいたコメント、
友人みなこじが使った「ほんやくこんにゃく」は笑えました~。
「私たちは当たり前のことを当たり前にします。」
こんな文章を英訳する機会がありましたの。
このフレーズ、日本人大好きなのね。
「当たり前」って言葉、それこそ当たり前に使っちゃう。
検索かけると、ものすごい数が出てきます。
どんな言語同士でも言葉の意味が1対1でマッチすることはないでしょ。
まあ、英語のapple=日本語の「りんご」、なんてところは
意味するところがほぼ100%重なってるけど、
動詞、形容詞、副詞などになってくると、そのオーバーラップ度合いが
どんどん低くなる。
例えば、「行く」という言葉は英語でgoと訳されますが、
反対に、英語のgoは「行く」という意味だけじゃなくて、
ことがはこぶ (how did your exam go?) とか、
何かと合っている (it goes with this colour) とか、
全く違う意味も持っていますわねえ。
「行く」がカバーする領域と、「go」がカバーする領域が重なっている部分だけが
単純な置き換えが可能、ってわけ。
かれこれ25年前に英語生活を始めて間もない頃、
「こりゃあ英語にないなあ~」と悩まされ
もしかしてオーバーラップ度0%じゃないか?!思った言葉が
この「当たり前」だったのを思い出しました。その頃はまだ頭の中でいったん日本語を組み立てて、英訳してからしゃべってましたから、しょっちゅう「当たり前」なんて言いたくなってたわけですよ。でもそれを一言で言える英語が・・・ない。辞書にはnarural とか matter of course なんて載ってるけど、どうやらそれじゃ違うらしい。なので、じゃあ日本語で他になんていえるか、何だったら英語で近い言葉があるかを考えるわけです。例えば冒頭の文章。「当たり前のことを当たり前にする」は「するべきことをちゃんとする」と言えなくはない。ただ、それをそのまま、We do what we are supposed to do なんて言うとちょっとニュアンス違うし・・・。相手のコメントに対して「当たり前じゃん!」なんて言うときはof course! とか、obviously. なんて言い方もできる。「日本では当たり前のことが外国では・・・」なんて文脈だと、当たり前のこと=普通のこと、問題なくできること、・・・という具合に延々置き換えゲームが続きます。今回の冒頭の文章は、ビジネス文書の中での言葉だったのでいかにして格調高い言い回しにするか、悩みましたわ。社訓とか行動規範の言葉として、「当たり前に」という言葉を使っている会社ってたくさんあってビックリ。私が訳したこのときの文書、他の部分もコテコテ日本語的な論旨で倒れそうでしたが、まあ難しいながらも頭脳ゲームみたいで、おもしろかったです。こういう日本語的なものほど、我ながら「うまいっ!」と思える訳ができたときは快感ですな~。(で、このときなんて訳したか。それはヒミツよん。)
友人みなこじが使った「ほんやくこんにゃく」は笑えました~。
「私たちは当たり前のことを当たり前にします。」
こんな文章を英訳する機会がありましたの。
このフレーズ、日本人大好きなのね。
「当たり前」って言葉、それこそ当たり前に使っちゃう。
検索かけると、ものすごい数が出てきます。
どんな言語同士でも言葉の意味が1対1でマッチすることはないでしょ。
まあ、英語のapple=日本語の「りんご」、なんてところは
意味するところがほぼ100%重なってるけど、
動詞、形容詞、副詞などになってくると、そのオーバーラップ度合いが
どんどん低くなる。
例えば、「行く」という言葉は英語でgoと訳されますが、
反対に、英語のgoは「行く」という意味だけじゃなくて、
ことがはこぶ (how did your exam go?) とか、
何かと合っている (it goes with this colour) とか、
全く違う意味も持っていますわねえ。
「行く」がカバーする領域と、「go」がカバーする領域が重なっている部分だけが
単純な置き換えが可能、ってわけ。
かれこれ25年前に英語生活を始めて間もない頃、
「こりゃあ英語にないなあ~」と悩まされ
もしかしてオーバーラップ度0%じゃないか?!思った言葉が
この「当たり前」だったのを思い出しました。その頃はまだ頭の中でいったん日本語を組み立てて、英訳してからしゃべってましたから、しょっちゅう「当たり前」なんて言いたくなってたわけですよ。でもそれを一言で言える英語が・・・ない。辞書にはnarural とか matter of course なんて載ってるけど、どうやらそれじゃ違うらしい。なので、じゃあ日本語で他になんていえるか、何だったら英語で近い言葉があるかを考えるわけです。例えば冒頭の文章。「当たり前のことを当たり前にする」は「するべきことをちゃんとする」と言えなくはない。ただ、それをそのまま、We do what we are supposed to do なんて言うとちょっとニュアンス違うし・・・。相手のコメントに対して「当たり前じゃん!」なんて言うときはof course! とか、obviously. なんて言い方もできる。「日本では当たり前のことが外国では・・・」なんて文脈だと、当たり前のこと=普通のこと、問題なくできること、・・・という具合に延々置き換えゲームが続きます。今回の冒頭の文章は、ビジネス文書の中での言葉だったのでいかにして格調高い言い回しにするか、悩みましたわ。社訓とか行動規範の言葉として、「当たり前に」という言葉を使っている会社ってたくさんあってビックリ。私が訳したこのときの文書、他の部分もコテコテ日本語的な論旨で倒れそうでしたが、まあ難しいながらも頭脳ゲームみたいで、おもしろかったです。こういう日本語的なものほど、我ながら「うまいっ!」と思える訳ができたときは快感ですな~。(で、このときなんて訳したか。それはヒミツよん。)