年をとるにつれて絶対音感がなくなった、という声をきいたことがあります。
私の周りの絶対音感人はもれなく楽器をやっている(いた)人たちですが、
単にカラダの機能が衰えるからばかりでなく、
どうやら楽器から遠ざかることもその理由のようです。
楽器を弾いている限りは、毎日のように目と耳で
音感の記憶を上書きしているわけですよ。
だから大人になって弾く機会がなくなると、
当然、音感は更新されないままほったらかされます。絶対音感といっても、人によって程度はいろいろ。先日のその1にコメント下さった方々にもあるとおり音楽を聴くときに注意すればドレミがわかるけど普段は気にならないタイプや、自分が弾く楽器でのみ音階がわかるタイプ(知人のバイオリニストは、バイオリン以外の音ではわからないそうです)、などなど、様々。そして、聴く音すべてが音階で耳に入ってくる超敏感タイプ。年とともになくなるなら、いっそのことまるっきりなくなってしまえばいいものを。超敏感タイプだったワタクシ、半音~1音ずれたまま残っているから始末が悪い。どういうことかと言いますとね。ピアノの鍵盤を思い浮かべてください。真ん中のドからドレミファソラシドって弾くと、ドレミファソラシドと聴こえました。(絶対音のない人は、どの音からスタートしても、長調なら全てドレミファ・・・に聴こえます。)ところが、今の私の耳では「シ」が「ド」に聴こえちゃう。シで始まるロ長調、シド♯レ♯ミファ♯ソ♯ラ♯シ、って弾かれると私の頭は「これが正しいドレミファソラシドなのだ」と思ってしまうのです。うーん、わかりにくかったらごめんなさい。要するに、音感が平行移動してしまったのですよ。で、ずれたまま、固定しちゃいました。Perfect pitch は perfect ではなくなってしまいました。(泣)耳に入ってくる音を、今やこの「ずれた音感」でドレミファの判断をしてしまい、そこでほっとけばいいものを、「いや、これは違うのだ!私にはト長調に聞こえているが、ほんとは半音違うのだ!」などと今度は頭の中で同時に移調作業が始まるのです。(*移調=例えばドレミで始まる音階を、ファソラで始まる別の音階に移すこと。)うがー!!!じゃまだー!!!!ゆっくり音楽なんか聴いてられませんがな!!今あらたに聴く曲なら、まだいいんです。「んー、こう聴こえるけど本当はこの調だな」ぐらいで知らんぷりできます。ツライのは、むかし覚えた曲。23歳より前に聴き慣れていた曲は、クラシックだろうが歌謡曲だろうが最初から最後までフルスコア状態で頭に入っていますから、何調かは頭でわかっているのに、耳から入ってくる音を今は違う音程として頭が認識しちゃう。だからものすごーく気持ち悪い。頭の中で移調スタートです。さらに、「昔はバッチリだったものがわからなくなってるなんてー!キー!」と屈辱的&自虐的。あーまったく、音楽聴くのも一苦労ですわよ。なかなか本題に辿り着きませんな。「23歳までに聴き慣れていた曲は」と書きましたが、23歳以降に何があったのでしょう?もうしばらくお付き合い下さいませ。つづく。<絶対音感のナゾ その1・完結編>
私の周りの絶対音感人はもれなく楽器をやっている(いた)人たちですが、
単にカラダの機能が衰えるからばかりでなく、
どうやら楽器から遠ざかることもその理由のようです。
楽器を弾いている限りは、毎日のように目と耳で
音感の記憶を上書きしているわけですよ。
だから大人になって弾く機会がなくなると、
当然、音感は更新されないままほったらかされます。絶対音感といっても、人によって程度はいろいろ。先日のその1にコメント下さった方々にもあるとおり音楽を聴くときに注意すればドレミがわかるけど普段は気にならないタイプや、自分が弾く楽器でのみ音階がわかるタイプ(知人のバイオリニストは、バイオリン以外の音ではわからないそうです)、などなど、様々。そして、聴く音すべてが音階で耳に入ってくる超敏感タイプ。年とともになくなるなら、いっそのことまるっきりなくなってしまえばいいものを。超敏感タイプだったワタクシ、半音~1音ずれたまま残っているから始末が悪い。どういうことかと言いますとね。ピアノの鍵盤を思い浮かべてください。真ん中のドからドレミファソラシドって弾くと、ドレミファソラシドと聴こえました。(絶対音のない人は、どの音からスタートしても、長調なら全てドレミファ・・・に聴こえます。)ところが、今の私の耳では「シ」が「ド」に聴こえちゃう。シで始まるロ長調、シド♯レ♯ミファ♯ソ♯ラ♯シ、って弾かれると私の頭は「これが正しいドレミファソラシドなのだ」と思ってしまうのです。うーん、わかりにくかったらごめんなさい。要するに、音感が平行移動してしまったのですよ。で、ずれたまま、固定しちゃいました。Perfect pitch は perfect ではなくなってしまいました。(泣)耳に入ってくる音を、今やこの「ずれた音感」でドレミファの判断をしてしまい、そこでほっとけばいいものを、「いや、これは違うのだ!私にはト長調に聞こえているが、ほんとは半音違うのだ!」などと今度は頭の中で同時に移調作業が始まるのです。(*移調=例えばドレミで始まる音階を、ファソラで始まる別の音階に移すこと。)うがー!!!じゃまだー!!!!ゆっくり音楽なんか聴いてられませんがな!!今あらたに聴く曲なら、まだいいんです。「んー、こう聴こえるけど本当はこの調だな」ぐらいで知らんぷりできます。ツライのは、むかし覚えた曲。23歳より前に聴き慣れていた曲は、クラシックだろうが歌謡曲だろうが最初から最後までフルスコア状態で頭に入っていますから、何調かは頭でわかっているのに、耳から入ってくる音を今は違う音程として頭が認識しちゃう。だからものすごーく気持ち悪い。頭の中で移調スタートです。さらに、「昔はバッチリだったものがわからなくなってるなんてー!キー!」と屈辱的&自虐的。あーまったく、音楽聴くのも一苦労ですわよ。なかなか本題に辿り着きませんな。「23歳までに聴き慣れていた曲は」と書きましたが、23歳以降に何があったのでしょう?もうしばらくお付き合い下さいませ。つづく。<絶対音感のナゾ その1・完結編>