最近、映画を見るようにしました。
そして、その記録を残していこうと思いました。
理由は、考えるきっかけがほしいからです。
前学期は、授業がすごく興味深くて、授業から考えるきっかけを得ていました。
まじめに単位をとりにいこうっていう気持ちが強かったのもあると思いますが。
でも今学期は授業がすごくつまらなくて。
単位のためにもがんばろうかと思いましたが、自分の興味のある勉強をしようと思ったしだいです。
本当は、日本語で書かれた本を読みたいんですが。
(そして大学のゼミのように議論ができる場所もほしいのですが・・・)
まぁなかなかこっちでは手に入りにくいし。
新しい分野に挑戦したいので、スペイン語で読むには少し厳しいかなと。
ということで、なかなか日本では”時間がなくて”見れていなかった映画をたくさんみようと思ったのです。
いわゆる名作っていわれるようなやつを特に。
主に、学校の図書館で借りる予定です。
字幕もあるし(日本語ではないけど)、映像もきれいなので。
あとはネットとか、友達が持ってるのとか??
・・・ということで、第一弾は、オリバー・ツイスト。
19世紀前半に書かれた、ディケンズの小説を映画化したものです。
私が見たのは、2005年製作版。
音声英語(のみ)、字幕英語。
(字幕はスペイン語もありましたが、さすがに英語聞きながらスペイン語読むなんてことはできません。)
感想。
映画はやっぱ、1回見ただけじゃわからないことが多いなということ。
そしてなんで英語はあんなに難しいんだろうということ。
私、オリバー・ツイストの小説は読んだことありませんでした。
なので、内容もなんとなくしかしらなかったんですが、内容知らないと、ストーリーの裏にあるメッセージにまでたどり着かず、ストーリーそのものや、俳優の外見(子役の可愛さ)などに意識が持っていかれてしまうなと思いました。
ストーリーそのものは、思った以上に暗くて、こんなにブラックだったんだ、と少しびっくり。
そして、それぞれの子役がすごいいい味だしてるな、と思いました。
主役のこの純粋さ、スリをはたらく子役のずる賢さなど。
子供なのにすごいなーと。
そして英語。
イギリス英語だからか、時代が少し前だからか、かなり聞き取りづらかった・・・。
字幕があったので、映画止めながら、辞書で探しながら、映画見てました。
時間かかるけど、流し見じゃ意味ないので・・・。
思うけど、英語って難しいと思う。
発音がすごくあいまいだと思う。特に母音。でも子音も。
スペイン語は、しゃべるの早い人多いけど、英語に比べると崩れがすくないし、子音も母音もはっきりしてるから、すごくわかりやすい。
南米の人はたまに話すとアクセントあるなぁって思うけど、それでも結構スペイン語に慣れてれば普通に話せる。(アルゼンチンは別です。笑)
でも英語は、いろんな国の人が話すっていう意味でもすごく個人差激しいし、もともと母音や子音があいまいだから、すごく聞き取りづらい。
しかも口語で特有の表現とかもすごく多いし。スラングじゃなくても。
スペイン語にないわけじゃないけど、絶対英語のが多いと思う。
自分のスペイン語だってまだまだだろうけど、でも、学校で習うような基礎がしっかりできてれば、結構実生活でも問題なくすごせると思う。
・・・それとももし自分が1年間英語圏にいたら反対のこと言ってたかな?
そして内容について。
最近出席している「スペイン文学」の授業で、ちょうど同じような作品を読んだのが、興味深かった。
授業自体は、16世紀ころの、「黄金時代」の作品を扱っていて、たまたま、Lazarillo de Tormes(ラサリージョ・デ・トルメス) というピカレスク小説(牧人小説)を直前に扱っていたんです。
簡単に言うと、ピカレスク小説は社会を風刺しているものです。
そして作品については、ラサリージョはすごい貧しくて不運な子だったんですが、最後には成功するというサクセスストーリーなんですが、そのストーリーの中には、キリスト教会の腐敗などの社会を批判しています。
まさに、かぶるとこあり、という感じ。
そしてもちろんメッセージは違うけど。
貧困。
身分の差。
子供たちがスリを働かざるを得ないような社会。
スリをはたらく子供たちが「悪」なのか、生きていくためのものだから仕方ないのか。
子供たちにスリやヤミ労働を強要する「悪党」(貧困層の男たち)。
哀れなオリバー?
ラサリージョと違ったのは、ラサリージョではラサリージョの主人である聖職者(当時のエリートというか)が腐敗していたのに対し、オリバーの場合は、不条理があったのはむしろ貧困層にいた男たちだった。
そしてその不条理からオリバーを救い出したのは貴族(?というかお金持ちの人)。
多分ここがすごく自分を混乱させるのかもしれない。
格差の激しさを批判したいのなら、哀れなオリバーを描き、そしてお金持ちたちを悪党に仕上げていれば納得する。
けど、結局悪党なのは貧困層。
まぁその悪党にも二種類あったけど。
根っからの悪党と、少しひねくれてるだけでそこまで悪いやつじゃない悪党と。
貧困層を悪者にする意図はなんだったんだろう。
悪党過ぎて、子供たちのスリのように、「仕方ない」とは済ませられない。
それでもそこまでの悪投を生むのは社会のせいだっていうことを言いたかったのかな。
作品の中で実際にどんな風に社会を批判しているのか、しっかり受け取ることはできなかったなと思う。
小説を読んでないので、映画での表現のせいなのか、ストーリーのせいなのかわからないんですが。
そして自分に19世紀当時についての背景知識がないからか。
日本に戻ったら、日本語字幕でもう一度見てみよう。
そして小説も。(余裕があれば…)